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謎解き般若心経

出版社名 河出書房新社
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-309-23091-7
4-309-23091-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 219P 20cm

商品内容

要旨

ブッダの教えに発する仏教は、誕生以来二五〇〇年の歴史の間に二度の大きな「革新」をもった。一度目は、小乗仏教に対する大乗仏教による革新。二度目は、大乗仏教に対する密教による革新。『般若心経』が作成されたのはほぼ四世紀頃、この二つの「革新」のちょうど中間の時期にあたっていた。その結果、『般若心経』は、前者の革新と後者の革新の予兆を経典の内容として盛りこむ“稀有な経典”になったのだ。最新研究により“地に堕ちた経典”とされた262文字の真実。

目次

第1章 地に堕ちた経典
第2章 般若心経の全文
第3章 般若心経、徹底解読
第4章 二百六十二文字の「言霊思想」
第5章 般若心経vs「すべてはある」派
第6章 般若心経の真実

おすすめコメント

「色即是空」の文法的誤り等、今や地に堕ちた経典といわれる般若心経。たった262文字に空思想とマントラを胎む、驚異の力に迫る!

著者紹介

平野 純 (ヒラノ ジュン)  
1953年東京都生まれ。1982年「日曜日には愛の胡瓜を」で第19回文藝賞を受賞。大学生の頃より仏教に傾倒し、独学でパーリ語やサンスクリット語を習得する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)