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血液の歴史

出版社名 河出書房新社
出版年月 2009年7月
ISBNコード 978-4-309-25230-8
4-309-25230-3
税込価格 4,620円
頁数・縦 486P 図版16P 20cm

商品内容

要旨

この不思議な液体と医学、文化、戦争、国家、経済などとのかかわりのほか、肝炎やエイズ禍、そしていまや巨大なビジネスとなった血液産業など、血液の歴史をすべて俯瞰した決定版。

目次

第1部 血液と人間(十七世紀の輸血―おとなしい家畜の血を人間に
瀉血万能の時代
近代的輸血医学の幕開け―輸血方法の改善、血液型の発見、抗凝固剤の開発)
第2部 血液と戦争(血液供給システムの整備
大戦前夜
戦争と血液―大量生産される戦時物資、血漿
血液製剤の開発―負傷兵にアルブミンを
前線は全血を要求する)
第3部 血液と経済(内藤良一―戦後日本血液事業の雄
エドウィン・コーン―人類に血液成分療法をもたらした人物
血は商品か?―五〇年代‐六〇年代の血液事情
血液業界と肝炎―一九七〇年代アメリカの血液事情
国際化する血液産業
血液産業複合体―アメリカと世界を結ぶ血漿ネットワーク
エイズ発生
検証―なぜ有効な薬害エイズ対策がとられなかったのか
裁きの日
エピローグ―アフター・デイズ)

出版社
商品紹介

血液と人間との関わりを扱った名著。日本を含む世界9カ国を取材した大型ノンフィクション。『血液の物語』を改題した新装版。

おすすめコメント

血液はなぜ巨大なビジネスと化したか。血と人間との関わりをトータルに扱った画期的名著。魔術的な液体から手術、輸血そして第二次大戦が血液の性格を決定的に変えた。「血液の物語」を改題、新装版。

著者紹介

スター,ダグラス (スター,ダグラス)   Starr,Douglas
ボストン大学のジャーナリズム学科教授。環境、医学、科学をテーマに数多くの記事を『スミソニアン』誌や『オーデュボン』誌などに発表している。1996年には神戸で開かれた薬害エイズ国際会議にパネラーとして参加し、「拡大化した血液産業の歴史」と題する講演を行った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)