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江戸のことば 綺堂随筆

河出文庫

出版社名 河出書房新社
出版年月 2003年6月
ISBNコード 978-4-309-40698-5
4-309-40698-X
税込価格 902円
頁数・縦 324P 15cm
シリーズ名 江戸のことば

商品内容

要旨

江戸の人は芝居をシバヤと読み、ついこの間までシバイと読むとお国はどちらと訊かれたものだ。江戸に限らず、都会人は言葉の使い分けを心得ていて、落語の熊さん八さんも、鼠小僧も、いざとなれば今日の紳士以上に礼儀正しい言葉を使ったものだ。江戸東京の言葉の移り変り。黙阿弥の思い出。明治の寄席と芝居。半八捕物帳の誕生譚…。情趣あふれる綺堂の名随筆選。

目次

江戸のことば(戯曲と江戸の言葉
孝子貞女 ほか)
怪談奇譚(夢のお七
鯉 ほか)
明治の寄席と芝居(寄席と芝居と
明治以後の黙阿弥翁 ほか)
創作の思い出(自作初演の思い出
「半七捕物帳」の思い出 ほか)

著者紹介

岡本 綺堂 (オカモト キドウ)  
本名敬二。1872年、旧御家人を父として東京に生まれる。東京府中学校卒業後、東京日日新聞に入社。記者の傍ら戯曲を書き、『修禅寺物語』『番長皿屋敷』等の名作を発表。定評ある江戸風俗の確かな知識は、人気を博した捕物帳の嚆矢『半七捕物帳』シリーズ、『三浦老人昔話』等の小説に遺憾なくいかされている。1939年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)