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家光は、なぜ「鎖国」をしたのか

河出文庫 や37−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-309-41539-0
4-309-41539-3
税込価格 924円
頁数・縦 288P 15cm

商品内容

要旨

かつて、日本が徳川家光政権時に「鎖国」にいたった道筋は、現在の状況によく似ている。世界的にも「内向き」傾向の今、その歴史の流れをつかむ。刻々と変わる海外情勢、幕府内部の勢力関係の変化、それゆえに起こる外交方針の急展開、そして将軍・家光の個性にいたるまで、総合的に追究することで、「鎖国」の本質を明らかにする。

目次

第1 一六・一七世紀の東アジア
第2 家光の政治と対外関係
第3 島原の乱とその影響
第4 幕府・藩・朝廷
第5 都市と農村
第6 外からの脅威と幕政

おすすめコメント

東アジア情勢、貿易摩擦、宗教問題、特異な為政者──世界的にも「内向き」傾向の今、日本が「鎖国」に至った道筋を歴史に学ぶ。

著者紹介

山本 博文 (ヤマモト ヒロフミ)  
1957年岡山県生まれ。東京大学文学部卒業。現在、東京大学史料編纂所教授。文学博士。『江戸お留守居役の日記』で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。専門は日本近世史で、一次史料を丹念に掘り起こし、深い考察と親しみやすい文章で人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)