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なみだふるはな

河出文庫 い31−2

出版社名 河出書房新社
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-309-41736-3
4-309-41736-1
税込価格 935円
頁数・縦 217P 15cm

商品内容

要旨

水俣と福島―六〇年の時を経てふたつの土地は共振している。非人間的な国家や企業運営の果てに訪れた破局と、危機に晒された人間や動植物の命。わたしたちが立ち返るべき場所はどこにあるのか?繰り返される人為的悲劇のなかで、しかしその彼方にひらく一輪の花の力を念じつつ語り合った渾身の対談集。

目次

1日目(2011年6月13日)(滲む紙
猫好き
減る猫 ほか)
2日目(2011年6月14日)(女水男水
石山
金肥 ほか)
3日目(2011年6月15日)(書
もてなし
石牟礼家の食卓 ほか)

おすすめコメント

一九五〇年代水俣、そしてニ〇一一年福島。企業と国家によって危機に陥れられたこの2つの土地の悲劇をそれぞれに目撃した2人が、絶望と希望の間を揺れ動きながら語り合う対話集。

著者紹介

石牟礼 道子 (イシムレ ミチコ)  
1927年熊本県生まれ。詩人、作家。著書に『苦海浄土(三部作)』『西南役伝説』『あやとりの記』『十六夜橋』『食べごしらえおままごと』『石牟礼道子全集 不知火』ほか
藤原 新也 (フジワラ シンヤ)  
1944年福岡県生まれ。写真家、作家。著書に『印度放浪』『全東洋街道』『東京漂流』『メメント・モリ』『黄泉の犬』『日本浄土』『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』『死ぬな生きろ』『書行無常』ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)