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伊藤比呂美の歎異抄

河出文庫 い45−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-309-41828-5
4-309-41828-7
税込価格 869円
頁数・縦 207P 15cm

商品内容

要旨

訳というが、わたしにとってそれは、異質なことばを身の内に取り込み、それと同化しながらも差異を発見し、自分の声に移し替えるという作業である―古典新訳に定評のある著者が親鸞の声に惹かれて訳した歎異抄、和讃、書簡、正信念仏偈。カリフォルニア、熊本、東京と行き来する自身を綴った「旅」とともに味わう画期的歎異抄。

目次

ゼロから始める歎異抄
たどたどしく声に出して読む歎異抄
歎異抄前

歎異抄後

和讃 ひかりのうた

親鸞書簡前

親鸞書簡後

和讃 かなしみのうた

恵信尼書簡

和讃 母や子のうた

正信念仏偈“むげんのひかり”さま

和讃 うみのうた

出版社・メーカーコメント

詩人・伊藤比呂美が親鸞の声を現代の生きる言葉に訳し、親しみやすい歎異抄として甦らせた、現代語訳の決定版。親鸞書簡、和讃やエッセイとも小説とも呼べる自身の「旅」の話を挟んで構成。

著者紹介

伊藤 比呂美 (イトウ ヒロミ)  
1955年東京都生まれ。詩人・作家。青山学院大学入学後、詩を書き始め、78年現代詩手帖賞を受賞してデビュー。99年『ラニーニャ』で野間文芸新人賞、2006年『河原荒草』で高見順賞、07年『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、08年紫式部文学賞を受賞。15年早稲田大学坪内逍遥大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)