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怪異の民俗学 7 新装復刻版

異人・生贄

出版社名 河出書房新社
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-309-61817-3
4-309-61817-0
税込価格 3,080円
頁数・縦 395P 19cm
シリーズ名 怪異の民俗学

商品内容

要旨

共同体の“外部”はいかにつくられるか?民俗学の古典のみならず幅広い分野から重要論考を精選、日本文化の多様さ・奥深さを知るテーマ別アンソロジー。

目次

1 生贄の民俗学(人柱と松浦佐用媛(柳田國男)
八岐の大蛇(抄)(肥後和男)
献身のフォルク(宮田登)
イケニヘについて―神話と象徴(西郷信綱)
人柱と築堤工法(若尾五雄)
人身御供譚への序章(赤坂憲雄)
イケニエ譚の発生―縄文と弥生のはざまに(三浦佑之)
イケニエ祭祀の起源―供犠論の日本的展開のために(中村生雄))
2 異人の民俗学(遍路や六部などの持ち金を盗んだ家筋の話(桂井和雄)
よそ者・来訪者の観念(吉田禎吾)
異人殺しのフォークロア―その構造と変容(小松和彦)
異人殺し伝承の創造―若者たちの語る怪談と「こんな晩」(常光徹)
「家」の盛衰―「異人殺し」のフォークロア(矢野敬一))

出版社・メーカーコメント

民俗学の古典のみならず幅広い分野から重要論考を集成、日本の怪異・妖怪文化の多様さ・奥深さを明らかにした画期的シリーズを新装復刊。共同体の外部と暗部を浮き彫りにする第7巻。

著者紹介

小松 和彦 (コマツ カズヒコ)  
1947年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター名誉教授。専門は文化人類学、民俗学。長年、日本の怪異・妖怪文化研究を牽引してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)