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はじまりの戦後日本 激変期をさまよう人々

河出ブックス 091

出版社名 河出書房新社
出版年月 2016年4月
ISBNコード 978-4-309-62490-7
4-309-62490-1
税込価格 1,760円
頁数・縦 254P 19cm

商品内容

要旨

兵役と復員、移民と引揚げ、戦災と疎開、ヤミ市、農地改革…戦中から戦後にかけて、膨大な数の人々が、それまでの生活基盤を失い、新しい社会的地位を求めて、戦禍と廃墟の中をさまよわなければならなかった―。「リンゴの唄」から説き起こし、精密なデータ分析によって社会移動の実態を浮き彫りにしつつ、人々がたどったさまざま人生行路を活写。社会のマクロ変化と個人のミクロな経験をともに描く、画期的な戦後日本社会形成史。

目次

序章 「リンゴの唄」と流浪する人々
第1章 戦後社会形成史の試み
第2章 戦前から戦後へ―さまざまな人生行路
第3章 戦前・戦中・戦後の階級構成
第4章 戦禍と廃墟のなかの社会移動
第5章 変転する農民層
第6章 戦後労働者階級の形成
第7章 戦後社会の担い手たち
終章 非常時の社会移動空間―舞台装置としての戦中・戦後

おすすめコメント

社会のマクロな変化と個人のミクロな経験を結びつけ、戦後社会の成立過程を活写。戦争を経て、人々はいかに生きる術を獲得したのか。

著者紹介

橋本 健二 (ハシモト ケンジ)  
1959年、石川県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学人間科学学術院教授(社会学)。データを駆使して日本社会の階級構造を浮き彫りにする。また、趣味と研究を兼ねて「居酒屋考現学」を提唱(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)