• 本

美術の誘惑 オールカラー版

光文社新書 761

出版社名 光文社
出版年月 2015年6月
ISBNコード 978-4-334-03864-9
4-334-03864-6
税込価格 1,034円
頁数・縦 189P 18cm

商品内容

要旨

美術は、単に優雅な趣味の対象ではなく、社会や文化全般に強く関係する。政治経済と深く関わり、生老病死を彩り、人の欲望や理想を反映する―。西洋でも東洋でも、美術は歴史の局面で重要な役割を果たしてきた。そんな美術の誘惑についての、一期一会の物語、図版125点収録。

目次

プロローグ―美術館の中の男と女
亡き子を描く
供養絵額
子供の肖像
夭折の天才
人生の階段
清貧への憧れ
笑いを描く
食の情景
眠り
巨大なスケール
だまし絵
仮装
釜ヶ崎の表現意欲
刺青
一発屋の栄光
コレクター心理
自己顕示欲
ナルシシズム
ナチスの戦争画
宮展と近代のアジア美術
日本の夜景画
折衷主義の栄光と凋落
三島由紀夫
琳派とプリミティヴィスム
白い蝶
エピローグ 美術の誘惑

おすすめコメント

美術を生み出す原動力はどこにあるのか。美術史上の重要な問題をさまざまな角度から考える。

著者紹介

宮下 規久朗 (ミヤシタ キクロウ)  
1963年愛知県生まれ。美術史家、神戸大学大学院人文学研究科教授。東京大学文学部卒業、同大学院修了。『カラヴァッジョ―聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)