• 本

往復書簡

出版社名 幻冬舎
出版年月 2010年9月
ISBNコード 978-4-344-01883-9
4-344-01883-4
税込価格 1,540円
頁数・縦 265P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 手紙なら言えない事もありのままに・・・

    手紙の往復書簡だからこそ聞ける事言える事。過去の事件のことを手紙という手法をつかって拾い出していくミステリー。相手を思いやりながら真実へとたどり着いた人々がどうか幸せでありますようにと願いながら読み終えた。

    (2010年10月17日)

商品内容

要旨

あれは本当に事故だったのだと、私に納得させてください。高校卒業以来十年ぶりに放送部の同級生が集まった地元での結婚式。女子四人のうち一人だけ欠けた千秋は、行方不明だという。そこには五年前の「事故」が影を落としていた。真実を知りたい悦子は、式の後日、事故現場にいたというあずみと静香に手紙を送る―(「十年後の卒業文集」)。書簡形式の連作ミステリ。

おすすめコメント

手紙だからつける嘘。手紙だから許せる罪。手紙だからできる告白。過去の残酷な事件の真相が、手紙のやりとりによって明かされていく。衝撃の結末と温かい感動。書簡形式の連作ミステリ。

出版社・メーカーコメント

この手紙が、あなたへ届きますように。手紙だからつける嘘。手紙だから許せる罪。手紙だからできる告白。過去に傷を負った人々が交わした書簡から、過去の事件の真相が次々と明らかになる。真実を知った人々を待ち受けるのは、救いか悲しみか、それとも・・・?胸に迫る温かい感動、思いもよらない衝撃の結末。著者真骨頂の連作長編ミステリ。●「あれは本当に事故だったのだと、私に納得させてください」高校卒業以来10年ぶりに放送部の同級生が集まった地元での結婚式。女子4人のうち1人だけ欠席した千秋は、行方不明だという。そこには5年前の「事故」が影を落としていた。真実を知りたい悦子は、式の後日、事故現場にいたというあずみと静香に手紙を送る。――「十年後の卒業文集」●「これが先生の望まれた結果なのですか?」高校教師の大場敦史は、退職した小学校時代の恩師・竹沢真智子先生の依頼で、彼女のかつての教え子6人に会いに行くことに。6人と先生は20年前の不幸な事故で繋がっていた。それぞれの20年間を恩師に手紙で報告してきた敦史だったが、最後の6人目の女性となかなか会うことができない。一体彼女に何があったのか。――「二十年後の宿題」

著者紹介

湊 かなえ (ミナト カナエ)  
1973年広島県生まれ。2007年「聖職者」で第二十九回小説推理新人賞を受賞。同作を収録したデビュー作『告白』が08年「週刊文春ミステリーベスト10」、09年「本屋大賞」でそれぞれ第一位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)