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老人をなめるな

幻冬舎新書 し−10−6

出版社名 幻冬舎
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-344-98668-8
4-344-98668-7
税込価格 990円
頁数・縦 207P 18cm

商品内容

要旨

仕事部屋を借りようとした著者は、86歳という年齢を言うと立て続けに断られ、唖然としたという。日本の高齢者は、収入があっても部屋すら借りられないのか、と。最近では終末期の医療費を減らすために、「高齢者の延命治療は必要ない」という議論もある。だが著者は、本人の意思を無視して高齢者をひとくくりにし、命を軽視することに異議を唱え、さらに「少子化でこれから否応なく社会の担い手になる年寄りが、生きにくい世の中にしてどうする!」と喝破。高齢化ニッポンが抱える難題の打開策を提言する。

目次

第1章 なぜ日本は高齢者にとって住みづらくなったのか(年寄りは賃貸マンションも借りられない
こうして高齢者は排除される ほか)
第2章 身体が不自由なときは、頭を使う(高齢者にとって腹痛は辛いよ
腹痛患者のお腹すら触らない医者 ほか)
第3章 「年寄り」にならない人はいない(スマホの代わりに年寄りの知恵を活用せよ
読書で得られる知恵も高齢者の知恵に匹敵する ほか)
第4章 年を取るほど、お金は重要(「年を取ると、お金は大事よ」
特殊詐欺は日に日に進化している ほか)
第5章 高齢者よ、街に出よ!(コロナのしわ寄せは年寄りに集中
甘やかすのは子供のためにならない ほか)

出版社・メーカーコメント

仕事部屋を借りようとした著者は、86歳という年齢を言うと立て続けに断られ、唖然としたという。日本の高齢者は、収入があっても部屋すら借りられないのか、と。最近では終末期の医療費を減らすために、「高齢者の延命治療は必要ない」という議論もある。だが著者は、高齢者本人の意思を無視して一緒くたにし、命を軽視することに異議を唱え、さらに「少子化でこれから否応なく年寄りが社会の担い手になるのに、年寄りが生きにくい世の中にしてどうする!」と喝破。高齢化ニッポンが抱える難題の打開策を提言する。

著者紹介

下重 暁子 (シモジュウ アキコ)  
早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKに入局。女性トップアナウンサーとして活躍後、フリーとなる。民放キャスターを経て、文筆活動に入る。ジャンルはエッセイ、評論、ノンフィクション、小説と多岐にわたる。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長等を歴任。日本旅行作家協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)