• 本

韓国が漢字を復活できない理由

祥伝社新書 282

出版社名 祥伝社
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-396-11282-0
4-396-11282-3
税込価格 836円
頁数・縦 211P 18cm

商品内容

要旨

韓国はもともと漢字の国だった。中国への従属関係から公文書はすべて漢文であり、世宗王が創製したハングルは蔑まれ、知識階級が使うことはなかった。日本統治時代、日本製の漢語が大量に流入する。韓国で使われた漢字熟語の七、八割は和製漢語なのである。なぜ、韓国は、漢字を廃止したのか。その後、復活論がわき起こるたびに潰されてきたのはなぜか。韓国研究で名高い著者が、その深い謎に迫る。

目次

第1章 漢字廃止は、日本のせい?
第2章 今も続く日本語風の単語追放
第3章 ハングルは、記号にすぎない
第4章 日本語と韓国語は、姉妹語ではない
第5章 韓国語は、漢字だらけ
第6章 溢れる日本製の漢語
第7章 漢字・仮名混じり文は、世界に誇る表記法

出版社・メーカーコメント

なぜ、そんなに「日本」を隠すのか? 韓国では、時代によって漢字を教えたり、教えなかったりで、漢字世代がまだらのように存在している。なぜなら、漢字派とでも呼ぶべき人々とハングル派との対立があるからである。漢字を併用したほうが便利に決まっているのに、なぜ事は、そう簡単に運ばないのだろうか。 ■韓国で使われていた漢字熟語の大半は、日本製 〈韓国はもともと漢字の国だった。中国への従属関係から公文書はすべて漢文であり、世宗王(セジョンウン)が創製したハングルは蔑(さげす)まれ、知識階級が使うことはなかった。日本統治時代、日本製の漢語が大量に流入する。韓国で使われた漢字熟語の七、八割は和製漢語なのである〉(「まえがき」より) なぜ、韓国は、漢字を廃止したのか。その後、復活論がわき起こるたびに潰されてきたのはなぜか。韓国研究で名高い著者が、その深い謎に迫る!

著者紹介

豊田 有恒 (トヨタ アリツネ)  
1938年、群馬県生まれ。若くしてSF小説界にデビュー。歴史小説や社会評論など幅広い分野で執筆活動を続ける一方、古代日本史を東アジア史の流れのなかに位置づける言説を展開する。数多くの小説作品の他、ノンフィクション作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)