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どうする財源 貨幣論で読み解く税と財政の仕組み

祥伝社新書 676

出版社名 祥伝社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-396-11676-7
4-396-11676-4
税込価格 1,056円
頁数・縦 260P 18cm

商品内容

要旨

あらゆる経済政策には、財源の裏づけが必要である。政府は往々、財源として増税を実行する。では、私たち国民は、増税の根拠となる「財源」についてどれほど知っているだろうか。本書では、貨幣とは何かという根本論から説き起こし、財源をどのように確保すべきか、豊富な具体例と「現代貨幣理論(MMT)」など最新の研究成果を踏まえて、わかりやすく説明する。さらに、日本経済の現在と将来、正しい経済政策はどうあるべきか、なども語る。著者の先見性・教養・学識の総合知が生んだ21世紀の経済原論であり、何より「政治参加のための武器となるようにと願って」書かれた、渾身の衝撃作である。

目次

はじめに―「財源」とは何か
防衛財源を巡る様々な見解
貨幣とは、何だろうか
資本主義の仕組み
資本主義と国家財政
資本主義における経済政策
「国民の負担」とは何か
インフレの問題
金利の問題
矢野論文の衝撃
自己制裁
歴史の教訓
最後の問題

著者紹介

中野 剛志 (ナカノ タケシ)  
1971年、神奈川県生まれ。東京大学教養学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)入省。エディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。同大学院より優等修士号、博士号を取得。論文“Theorising Economic Nationalism”(Nations and Nationalism)でNations and Nationalism Prizeを受賞。主な著書に『TPP亡国論』(集英社新書)、『日本思想史新論』(ちくま新書、山本七平賞奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)