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ダークゾーン 長編小説

ノン・ノベル 898

出版社名 祥伝社
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-396-20898-1
4-396-20898-7
税込価格 1,320円
頁数・縦 489P 18cm

商品内容

要旨

「戦え。戦い続けろ」将棋プロ棋士の卵・塚田は、赤い異形の戦士と化した十七人の仲間と共に、闇の中で目覚めた。謎の廃墟を舞台に開始された青い軍団との闘い。敵として生き返る「駒」、戦果に応じた強力化など、奇妙なルールのもと、現実世界との繋がりが見えぬまま続く七番勝負。それは、まるで異次元の将棋だった。頭脳戦、心理戦、そして奇襲戦。コンクリートの要塞“軍艦島”で繰り広げられる地獄のバトル。これは神の仕掛けか、悪魔の所業か。エンターテインメント界の鬼才が、圧巻の世界観で贈る最強長編。

出版社・メーカーコメント

“軍艦島”を舞台に描く異次元のバトル。〈著者のことば〉 夢は、人生を豊かにし、目標と張りを与えてくれます。しかし、完全に夢が破れても、なおも執着し続けることは、たいへん危険です。出口の存在しない妄執(もうしゅう)は、しばしば夢を悪夢に変えてしまうからです。ダークゾーンは、そうして生み出された精神の牢獄なのか、あるいは古(いにしえ)より伝えられてきた地獄そのものかもしれません。異世界における異形(いぎょう)の怪物たちの闘いは、ゲームのルールという規則に従っていますが、現実世界と同じく、論理的なものが真実とは限りません。将棋やチェスのようにロジカルでリアルな悪夢の中で、ひととき現実の不条理を忘れていただければと思います。「戦え。戦い続けろ」将棋プロ棋士の卵・塚田(つかだ)は、赤い異形(いぎょう)の戦士と化した17人の仲間と共に、闇の中で目覚めた。謎の廃墟を舞台に開始された青い軍団との闘い。敵として生き返る「駒」、戦果に応じた強力(パワーアップ)化など、奇妙なルールのもと、現実世界との繋がりが見えぬまま続く7番勝負。それは、まるで異次元の将棋だった。頭脳戦、心理戦、そして奇襲戦。コンクリートの要塞“軍艦島”で繰り広げられる地獄のバトル。これは神の仕掛けか、悪魔の所業か。エンターテインメント界の鬼才が、圧巻の世界観で贈る最強長編!

著者紹介

貴志 祐介 (キシ ユウスケ)  
1959年大阪府に生まれ、京都大学卒業。97年に『黒い家』で日本ホラー小説大賞、続いて『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、『新世界より』で日本SF大賞、『悪の教典』で山田風太郎賞を獲得し、11年には『ダークゾーン』が将棋ペンクラブ大賞特別賞を受賞した。つねに幅広いジャンルで話題作を提供し、多くの作品が映像化されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)