• 本

完本密命 巻之9

極意御庭番斬殺

祥伝社文庫 さ6−61

出版社名 祥伝社
出版年月 2016年2月
ISBNコード 978-4-396-34183-1
4-396-34183-0
税込価格 814円
頁数・縦 426P 16cm
シリーズ名 完本密命

商品内容

要旨

金杉惣三郎の故郷・豊後相良の番匠川の流れの中に、息子清之助の姿があった。かつて父が若かりし頃、水面に映る月を斬り上げ、斬り下げして修練したひそみに倣い、その偉大な背中を超えようと苦闘していたのだ。そこへ「尾張柳生七人衆」を名乗る刺客が次々と現われる―。一方、江戸では徳川吉宗の密命を受けた惣三郎が、行方を絶った御庭番の探索に乗り出す。

出版社・メーカーコメント

遠く離れた江戸と九州で、父子に危難が降りかかる 息子が辿(たど)る父の足跡 惣三郎(そうざぶろう)は(中略)子が父の創案した秘剣をすでに会得(えとく)したことを悟(さと)った。しのは清之助(せいのすけ)が実母の眠る地に修行の場を求めたことを複雑に噛みしめていた。そして、(いかようと実母への思慕(しぼ)には敵(かな)わぬのか) と哀しくも思い知らされていた。みわは清之助が相良(さがら)の番匠川(ばんじょうがわ)を修行の場に選んだことをこう推測していた。(兄上は父上を乗り越えんと苦闘しておられる) (本文より) 金杉惣三郎(かなすぎそうざぶろう)の故郷・豊後相良(ぶんごさがら)の番匠川の流れの中に、息子清之助の姿があった。かつて父が若かりし頃、水面(みなも)に映る月を斬り上げ、斬り下げして修練したひそみに倣(なら)い、その偉大な背中を超えようと苦闘していたのだ。そこへ「尾張柳生(おわりやぎゅう)七人衆」を名乗る刺客(しかく)が次々と現われる――。一方、江戸では徳川吉宗(とくがわよしむね)の密命を受けた惣三郎が、行方を絶った御庭番(おにわばん)の探索に乗り出す。

著者紹介

佐伯 泰英 (サエキ ヤスヒデ)  
1942年、北九州市生まれ。99年、初めて執筆した時代小説『密命』シリーズ(本書)で一躍、国民的作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)