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封印作品の闇 キャンディ キャンディからオバQまで

だいわ文庫 66−2F

出版社名 大和書房
出版年月 2007年9月
ISBNコード 978-4-479-30128-8
4-479-30128-3
税込価格 880円
頁数・縦 339P 16cm

商品内容

要旨

『キャンディ・キャンディ』『サンダーマスク』『ジャングル黒べえ』『オバケのQ太郎』―。これらの作品の封印は、なぜいつまでたっても解かれないのか。差別表現の問題だけで作品が封印されるのではない。合作の場合には、著作権の問題で封印されることもある。文庫化にあたって新章を追加し、オバQが封印された真相を初めて明かす!『封印作品の謎2』を新編集、改題文庫化。

目次

第1章 引き裂かれたリボン―キャンディ・キャンディ(『冬ソナ』の陰で
プリクラから始まった混乱
変化した争点
『キャンディ』誕生の背景と講談社
法定の結論
増殖するグッズ
単行本とアニメも巻き添えに
裏目に出るキャラクタービジネス
漫画原作システムのはらむ矛盾
そして二人の母親が残った)
第2章 ウルトラとガンダムの間に―サンダーマスク(発狂したヒーロー
迷作か名作か
乱れ飛ぶ噂
フィルムはどこだ?
未来を知らなかった約束
創通エージェンシーの封印された過去
ウルトラマンを超えて
ガンダムに倒された男)
第3章 悲しい熱帯―ジャングル黒べえ(『ちびくろサンボ』復活の一方で
抗議は本当にあったのか?
「忘却」する関係者たち
幻影におびえて
「善意」のハンター
「なくす会」への電話
ステレオタイプな楽園
タブーとなったキャラクター)
第4章 怨霊となったオバケ―オバケのQ太郎(思い出だけを残して
理由の見えない全面封印
スタジオ・ゼロの時代
抹消される合作
コンビ解消の裏に
出てこられないオバケ
さよならもいわないなんて)
第5章 浮遊霊の行方―文庫版のための新章(オバQはよみがえったのか?
悲しい真実)

著者紹介

安藤 健二 (アンドウ ケンジ)  
1976年埼玉県生まれ。フリージャーナリスト。早稲田大学第一文学部を卒業後、産経新聞社に入社。さいたま総局、デジタルメディア局などで記者業務に就く。2004年2月に退社し、単行本の執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)