• 本

組織戦略の考え方 企業経営の健全性のために

ちくま新書 396

出版社名 筑摩書房
出版年月 2003年3月
ISBNコード 978-4-480-05996-3
4-480-05996-2
税込価格 968円
頁数・縦 220P 18cm

商品内容

要旨

バブル期には絶賛された日本的経営も、いまや全否定の対象とすらなる。だが大切なのは、日本型組織の本質を維持しつつ、腐った組織に堕さないよう、自ら主体的に思考し実践していくことだ。本書は、流行りのカタカナ組織論とは一線を画し、至極常識的な論理をひとつずつ積み上げて、組織設計をめぐる多くの誤解を解き明かす。また、決断できるトップの不在・「キツネ」の跋扈・ルールの複雑怪奇化等の問題を切り口に、組織の腐り方を分析し対処する指針を示す。自ら考え、自ら担うための組織戦略入門。

目次

第1部 組織の基本(組織設計の基本は官僚制
ボトルネックへの注目
組織デザインは万能薬ではない ほか)
第2部 組織の疲労(組織の中のフリーライダー
決断不足
トラの権力、キツネの権力 ほか)
第3部 組織の腐り方(組織腐敗のメカニズム
組織腐敗の診断と処方)

おすすめコメント

会社が、日本型組織の本質を維持しつつ腐敗しないためには、現場にいるあなたが、主体的に考え、担っていくしかない!誰もが嘆くケース満載の組織論入門。

著者紹介

沼上 幹 (ヌマガミ ツヨシ)  
1960年静岡県生まれ。一橋大学社会学部卒。同大学院商学研究科修士課程修了。現在、一橋大学大学院商学研究科教授。専攻は経営戦略論、経営組織論、経営学方法論。経営戦略や経営組織の基本的な考え方から、日本の技術革新や日本的経営・日本型組織まで、地道に、しつこく徹底的に考え抜く研究者。著書に『液晶ディスプレイの技術革新史』(白桃書房、日経経済図書文化賞・毎日新聞社エコノミスト賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)