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ピカソ〈ピカソ講義〉

ちくま学芸文庫 オ16−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2009年9月
ISBNコード 978-4-480-09243-4
4-480-09243-9
税込価格 990円
頁数・縦 185P 15cm

商品内容

要旨

講義は岡本がフランスに渡り、そこでピカソの抽象画に出会うところから始まる。「身体中が熱くなって、その絵の前で、心身が爆発するような思いだった」という言葉のまま、岡本はピカソをナマ身に抱き、闘い、そして一体感をもって語りつくす。それは目の前にそびえ立つ強烈な存在を全身全霊で乗り越えていく岡本の苦闘の軌跡でもある。本書はピカソ絵画を多数収録。宗の巧みな導きにより、ピカソ作品の具体的な魅力を紹介しながら、その創造の本質にせまる。情熱と感動と深い洞察により天才の真の姿が今蘇る。

目次

第1講 ピカソ体験とパリ
第2講 ピカソ芸術の変遷
第3講 ピカソを超える

著者紹介

岡本 太郎 (オカモト タロウ)  
1911年生まれ。東京美術学校に入学後半年で中退。18歳で両親とともにパリに渡る。多くのフランス思想家たちとも親交を結ぶ。帰国後、万国博の「太陽の塔」など多くの作品をつくる。また縄文土器や、沖縄・東北などに残る日本の伝統文化の再評価にも努めた。1996年没
宗 左近 (ソウ サコン)  
1919年生まれ。東京大学哲学科卒。法政大学教授、昭和女子大教授を務める。詩の創作、仏文学翻訳・評論でも知られる。2006年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)