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宮崎駿の〈世界〉

増補決定版

ちくま文庫 き25−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-480-42488-4
4-480-42488-1
税込価格 1,210円
頁数・縦 619P 15cm

商品内容

要旨

地下に潜ったかと思ったら、今度はとてつもなく高い場所に上っていく…この世界は横にだけではなく、縦にも広く見渡せるのだ。「本当の表現とはひとつしかない、それを探している」という宮崎駿。その探求の軌跡をてっぺんから根っこまで見つめ直す旅に出る。第24回サントリー学芸賞受賞作を大幅に改稿し、「崖の上のポニョ」までの新作について書き下ろした増補決定版。巻末に養老孟司氏との対談を収録。

目次

第1章 スタジオジブリ作品を振り返る(風の谷のナウシカ
天空の城ラピュタ ほか)
第2章 少年と泥棒と探偵と―初期作品をたどる(未来少年コナン
ルパン三世カリオストロの城 ほか)
第3章 宮崎駿の誕生―漫画映画の伝統から「日常生活の冒険」まで(東映動画で頭角を―『ガリバーの宇宙旅行』
労働現場の連帯から産まれた『太陽の王子ホルスの大冒険』 ほか)
第4章 「心を白紙にしてくれる映画」―宮崎駿論(こんなこと、やっていいの?
本人のパワーと切り離せない ほか)
第5章 フレームを超えた表現を―『千と千尋の神隠し』(少女の恐怖体験
宮崎版『不思議の国のアリス』 ほか)
第6章 すべては動いている―『ハウルの動く城』(三鷹の森ジブリ美術館
アニメで「変わっていく」ということ ほか)
第7章 はじまりの方へ―『崖の上のポニョ』(世界は水をたたえている
「生まれてきてよかった。」 ほか)

著者紹介

切通 理作 (キリドオシ リサク)  
1964年東京生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)