【５大ポイント】 ポイント１：平氏、源氏、藤原氏の各系譜について、徹底的な詳細を極め、『平家物語』に登場するほぼすべての人物を網羅し、できる限りの登場人物を解説した。 ポイント２：過去 30年間における、研究や学説の成果を網羅した。人物、地理、風俗などの各ジャンルで、従来説から最新説までを紹介。平家伝説についても類を見ない詳細な地図と解説をほどこした。 ポイント３：従来の研究では文学的視点が中心であったが、本事典では「首」「夢」「十悪」「牛車」などの項目を多数あげて、従来にない民俗学、宗教学の視点から平家物語を分析している。 ポイント４：物語の舞台がわかる本邦初の内裏図を掲載。綿密な考証によって、平家物語のそれぞれの舞台がどの場所で展開されていたかを、はじめて明らかにした。 ポイント５：平家物語を題材とした、映画、お伽草子、絵画、文学、源平物浄瑠璃、能、マンガ、海外翻訳書をすべて一覧で示した。日本人がいかに「平家」を愛好してきたかがわかる。王朝恋愛文学の『源氏物語』についで、武家合戦文学の『平家物語』こそが、今後、日本が誇る世界文学となる。