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秘密結社の日本史

平凡社新書 389

出版社名 平凡社
出版年月 2007年9月
ISBNコード 978-4-582-85389-6
4-582-85389-7
税込価格 858円
頁数・縦 226P 18cm

商品内容

要旨

戦前、民俗学者の岡正雄は南方の伝統的秘密結社が日本文化の深層に沈んでいることを指摘した。それは折口信夫の「まれびと」論につながる画期的な秘密結社論であった。しかし、戦後になってもそれはあまり顧みられなかった。なぜだろうか。日本に秘密結社はないのだろうか。古代から近現代にいたるまで、秘密結社という「消された歴史」をたどる。

目次

プロローグ―日本に秘密結社はあるか?
第1章 古代―神話の中の秘密結社
第2章 中世―遊行する神々と新仏教
第3章 近世―異形者・職人・芸能民
第4章 江戸―巨大なアンダーワールド
第5章 近代―天皇制と近代化の呪縛

著者紹介

海野 弘 (ウンノ ヒロシ)  
1939年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て、現在、美術・映画・音楽・都市論・歴史・華道・小説などの分野で多彩な執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)