死体はこう言った ある監察医の涙と記憶
ポプラ新書 272
出版社名 | ポプラ社 |
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出版年月 | 2025年2月 |
ISBNコード |
978-4-591-18565-0
(4-591-18565-6) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 221P 18cm |
商品内容
要旨 |
目の前の死体は何を伝えたいのか―元監察医による検死、解剖にまつわる話。「轢き逃げされたとか絞殺されたとか、突然大変なことを言い出す死体もある…」。死体から真実の声を聞き取る、それが監察医の仕事であり使命である。法医学の世界がリアルに感じられるミステリアスで切ない事件・事故の数々。元東京都監察医務院長の著者が綴る秘められた想いと記憶。 |
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目次 |
第1章 死体はこう言った(夫の献身愛 |
出版社・メーカーコメント
※本書は、次の書籍の一部内容を再構成し刊行したものです。ポプラ新書『孤独な死体 法医学で読み解く日本の今』(2014年2月発行)ポプラ文庫『監察医の涙』(2015年8月発行)私の死んだ理由をお伝えします−−「轢き逃げされたとか絞殺されたとか、突然大変なことを言い出す死体もある。丹念に検死をし、解剖することにより、なぜ死ぬことになったのか、もの言わぬ死体が語り出すのである。そして、一つひとつ、死にまつわるさまざまなことが明らかになっていく」(序文「もの言わぬ死体が語り出す」より)「妻を殺しました」、一見不可能な自殺、刑事の涙…2万体の検死・解剖を行なった元監察医による法医学・死・事件に隠された真実。ベストセラー『死体は語る』の著者、待望の復刊!【章立て】序文 もの言わぬ死体が語り出す第1章 死体はこう言った第2章 監察医の涙第3章 監察医と奇妙な死体第4章 人はこうして「変死」する終章 妻の死【内容】★夫の献身愛★炎の中に★偽りの発表★おかあさんといきます★同居していたミイラと白骨死体★我が子を殺めた母親 ★ミイラになっても生き続ける★バラバラ殺人の心理★ポックリ死んだら変死体★偽装される死体……など(目次より抜粋/※予定)*著者プロフィール上野正彦うえの・まさひこ1929年、茨城県生まれ。法医学者。1954年、東邦医科大学卒業後、日本大学医学部法医学教室に入る。1959年、東京都監察医務院に入り監察医となり、1984年に同医務院長となる。1989年に退官。退官後に執筆した、初めての著書『死体は語る』は65万部を超えるベストセラーとなる。その後も数多くの著作を重ね、鋭い観察眼と洞察力で読者を強く惹きつける。また、法医学評論家としてテレビや新聞・雑誌などでも幅広く活躍し、犯罪に関するコメンテーターの第一人者として広く知られている。これまで解剖した死体は5千体、検死数は2万体を超える。主な著書に、『死体は語る』(文藝春秋)、『死体鑑定医の告白』(東京書籍)、『人は、こんなことで死んでしまうのか!』(三笠書房)など多数。