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私が糖質制限でリバウンドも挫折もしない理由

扶桑社新書 308

出版社名 扶桑社
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-594-08276-5
4-594-08276-9
税込価格 979円
頁数・縦 201P 18cm

商品内容

要旨

半年で10kg減量、8年間リバウンドなし!中高年が、ムリなくやせられる、85の方法を網羅。二度と!失敗しないダイエット法を医学的に解明する!

目次

第1章 50歳になったら、糖質はもういらない(糖質制限に向いている人、向かない人
ヒトは「ハイブリッドエンジン」で動いている ほか)
第2章 あまいものを食べたくなる、脳のメカニズム(リバウンドするのは、ストレスからの脳の逃避行動
ダイエット成功の秘訣は、脳の暴走を止めること ほか)
第3章 禁断の炭水化物を、食べたくなったら?(脳の反発をナメていた私の失敗
ダイエットに成功したければ、食事に「数字」を持ち込まない ほか)
第4章 ダイエットに向く食材・酒の選び方、そして食べ方(積極的に食べたい大事な栄養素・フィトケミカル
苦味、色味の強い野菜を食べる ほか)
第5章 10kgやせると、健康寿命が20年のびる(肥満のままだと、テロメア(寿命の回数券)の減りは速くなる
肥満になると、健康寿命も縮みやすい ほか)

おすすめコメント

「はじめに」より抜粋身体のメカニズムを理解すれば、リバウンドはしない! 私が糖質制限を始めたきっかけは、2度も重度の糖尿病を起こしたことでした。医者である私がいうのは恥ずかしい話なのですが、当時、大学教授というストレスの多い肩書きをかついで仕事をしていた私は、ストレスの発散先を食に向けてしまっていました。 糖尿病の診断基準の一つである空腹時血糖は、糖尿病と診断される数字が120mg/dL以上。ところが私は、1度目の発症時に500mg/dL、2度目で450mg/dLと大幅に上回っていたのです。 「このままでは早死にしてしまう」と痛切に感じた私は、国内外の文献を読み漁り、辿りついた先が糖質制限ダイエットでした。 結果、糖尿病専門医による治療と食事改善ではなかなか改善できなかった高血糖が、インスリン注射なども行わず、わずか2週間で空腹時血糖が90mg/dL、血糖値の指標である糖化ヘモグロビン(HbA1c)の値は10.4から6.1(正常値は5.8未満)まで改善しました。中性脂肪の値も速やかに減り、善玉コレステロールと呼ばれるHDLの値は増加しました。 なにより驚いたのは、6カ月で体重は10kgも減ってダイエットに成功し、その後リバウンドすることなく、ベスト体重をキープできるようになったことでした。私の身長は178cmで現在の体重は74.5kg。ベストの体型と自負しています。 おいしいものへの誘惑に人一倍弱い私が、唯一成功し、今も続けられているダイエットが糖質制限ダイエットです。成功のためのメカニズムを理解すれば、誰にでも継続できる、もっとも簡単、難しいことの何ひとつない糖質制限ダイエットの実践法を本書では紹介します。 理想の体型と体重、健康状態を手に入れるために、本書がたくさんの人の役に立つことを願っています。

著者紹介

藤田 紘一郎 (フジタ コウイチロウ)  
1939年に旧満州に生まれる。東京医科歯科大学卒業。東京大学医学系大学院修了、医学博士。金沢医科大学教授、長崎大学教授、東京医科歯科大学教授を経て、東京医科歯科大学名誉教授。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。1983年、寄生虫体内のアレルゲン発見で、日本寄生虫学会小泉賞を受賞。2000年、ヒトATLウイルス伝染経路などの研究で日本文化振興会・社会文化功労賞、国際文化栄誉賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)