禁断の江戸史 教科書に載らない江戸の事件簿
扶桑社文庫 か14−7
出版社名 | 扶桑社 |
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出版年月 | 2024年11月 |
ISBNコード |
978-4-594-09923-7
(4-594-09923-8) |
税込価格 | 1,045円 |
頁数・縦 | 254P 16cm |
商品内容
要旨 |
昔の教科書では、江戸時代の評価はかなり低かった。鎖国によって世界から取り残され、身分制度は厳しく、農民は武士から搾取されていたと教えられてきた。しかしそれは、薩長がつくった明治政府のプロパガンダだった。実際の江戸時代には輸入雑貨店があり、市井の娘さんがガラスのグラスで酒を飲んでいたし、ギャンブルやホストクラブのような娯楽もあった。江戸の「常識」と思われていた時代のイメージを破壊するような、知られざる史実や事件を歴史研究家の河合敦先生が紹介する。 |
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目次 |
1章 江戸時代の驚きの事件簿(阿波おどりを踊りすぎて処罰された武士 |
出版社・メーカーコメント
江戸人はエジプトのミイラを薬として食べていた徳川家康が幕府を開き、200年以上続いた江戸時代は、時代劇や時代小説の舞台になることも多く、なんとなく「国を閉ざしていて、侍の中でも身分の上下が激しく、農民は搾取され、江戸期後半は豪商が贅沢していた」というようなイメージがあるかもしれない。しかし、教科書には載らないような史実を見れば、江戸時代のイメージは大きく覆る。たとえば……江戸時代には女性天皇が二人いたし、女人禁制と言われる「大奥」は男たちが見学できた。遊女は年季が明ければ普通に嫁にいった。長崎にはミイラが輸入されて江戸人は好んでミイラを食べていたし、富山の薬売りはじつは昆布の密売人だった。「藩」という言葉は江戸時代にはなかったが、遣欧少年使節団を派遣した伊達はスペインと組んで幕府を滅ぼそうとしていた、などなど。知れば知るほど面白い、江戸時代の常識を覆す歴史的事実と新発見を紹介する。