チッチと子
出版社名 | 毎日新聞出版 |
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出版年月 | 2009年10月 |
ISBNコード |
978-4-620-10746-2
(4-620-10746-8) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 319P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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出版業界の人にもお奨め。
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
4年前に妻を自損の交通事故でなくす。それ以来子育てしながら、小説を発表し続ける生活。10年間初刷りだけで、そこそこの作家としての地位。そんな時突然直木賞候補作家になる。圧巻は候補になってから、決定までの1と月余りの心の揺れの描写である。作品の後半部は妻の事故が自殺だったかもしれないと主人公が悩み仕事にも身が入らなくなる。偶然息子がみつけた死の数日まえのDVDに妻のビデオレターが。内容が未来を確信し
屈託のない笑顔に、鬱屈してた思いが吹っ切れ主人公が心底作家活動に没頭してゆく。
親子の絆、主人公を取り巻く女性たちがそれぞれのキャラクターで絡まり、心温まる作品となっている。(2009年10月26日)
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商品内容
要旨 |
つぎに「くる」といわれ続けて10年の万年初版作家・青田耕平は小学生の息子と二人暮らし。将来への不安は募るばかりだが、ついに直木賞の候補に選ばれる。周囲の変化に戸惑う耕平。だが一方で3年前に不可思議な交通事故で死んだ妻を忘れることができない。「あれはほんとうに事故だったのだろうか」。寂しさから逃れられない父と子がたどり着いた妻の死の真相とは。変わりゆく親子の変わらない愛情を描く、感涙の家族小説。家族の愛情が孤独な魂を包み込む渾身の感動大作。 |
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