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哲学原理の転換 白紙論から自然的アプリオリ論へ

出版社名 未來社
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-624-01188-8
4-624-01188-0
税込価格 2,420円
頁数・縦 197P 19cm

商品内容

要旨

生命の技術化・商品化がもたらす過去に例のない倫理問題について、われわれはいかにして理性的な合意を形成すべきか。ヘーゲル研究者として数々の業績を残し、生命倫理学・環境倫理学を提唱した先駆者が、いまあらためてヘーゲル的哲学体系の不可能性と対峙し、応用倫理学に課せられた使命を論ずる。

目次

序文 世界の現状と哲学の現状
第1章 技術革新と倫理
第2章 違法性の根拠と自由主義
第3章 哲学の国と周辺の国々
第4章 プラトン主義と生命・環境・地域紛争
第5章 ヘーゲルとマルクス
第6章 ヘーゲル体系論の四つのモチーフ
第7章 白紙論崩壊とアメリカに登場したヘーゲル主義
第8章 心身論史―「離存」問題の跡をたどって

著者紹介

加藤 尚武 (カトウ ヒサタケ)  
1937年生。哲学者、京都大学名誉教授、人間総合科学大学客員教授。著書に『ヘーゲル哲学の形成と原理―理念的なものと経験的なものの交差』(1980年、山崎賞)『哲学の使命―ヘーゲル哲学の精神と世界』(1992年、和辻哲郎文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)