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災害と生きる中世 旱魃・洪水・大風・害虫

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2021年1月
ISBNコード 978-4-642-08392-8
4-642-08392-8
税込価格 2,750円
頁数・縦 223P 20cm

商品内容

要旨

中世の人びとは、日常的に起こる災害にどのように立ち向かったのか。最新の科学的分析と古文書・古記録や文学作品から、自然の猛威が社会生活に与えた影響や人びとの対応を解明。災害への関心が高まる今、必読の書。

目次

第1章 中世の農業災害と気候変動(災害史研究の現在
農業災害とその背景 ほか)
第2章 旱害と中世の耕地・用水(降水量不足がもたらす問題
平安時代の旱魃と耕地 ほか)
第3章 水害と村落景観(水害の特質
平安時代の水害 ほか)
第4章 風害と砂丘・津湊(風への意識
古代・中世の風害 ほか)
第5章 虫害と自然認識(虫害の研究状況
古代の虫害と虫認識 ほか)

出版社・メーカーコメント

現代とは異なり、中世社会では、災害は日常的な光景であった。限られた技術しか持たない人びとは、どのように自然の猛威に立ち向かったのか。当時の気温や降水量・季節風などの最新の科学的分析と、古文書・古記録や文学作品などから、災害が社会に与えた影響や、人びとがさまざまな災害と闘う姿を描き出す。災害への関心が高まる今、必読の書。

著者紹介

水野 章二 (ミズノ ショウジ)  
1954年愛知県に生まれる。1983年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、滋賀県立大学名誉教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)