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ヨーロッパの幻想美術 世紀末デカダンスとファム・ファタール〈宿命の女〉たち

出版社名 パイインターナショナル
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-7562-4841-1
4-7562-4841-1
税込価格 4,180円
頁数・縦 399P 26cm

商品内容

要旨

象徴の森の中へ―闇と驚異、夢と幻がゆらめく幻想美術の世界。象徴主義からシュルレアリスムまで、“ファム・ファタール”の図像学とともに幻想美術の成り立ちと広がりを紐解く―。モローやルドン、クリムトの絵画から、ビアズリーの挿絵、ベルメールの球体関節人形まで約400点を収録!

目次

第1章 象徴主義のヨーロッパ周遊(フランス象徴派
ベルギー象徴派
ラファエル前派
ドイツ象徴派
ウィーン分離派
その他の象徴派)
第2章 デカダンス・モダン もう一つの世紀末(アール・ヌーヴォー、アール・デコと象徴派
世紀末とエロス
挿絵と世紀末デカダンス
シュルレアリスム―世紀末デカダンスの復権)
第3章 世紀末幻想のイコノロジー(“心×サディズム”怖い女
“身体×サディズム”誘惑する女
“身体×マゾヒズム”虐げられる女、裸体をさらす女
“心×マゾヒズム”眠る女、傷める女、死せる女)

おすすめコメント

世紀末デカダンスとファム・ファタール(宿命の女)たち 現在も世界中で根強く愛される幻想美術の世界とはどのように成り立ち、広まっていったのか。本書は、世紀末からシュルレアリスムまでの主要作家とともにその歴史を紐解き、幻想美術の世界に登場するファム・ファタール(宿命の女)たちをテーマに、図像学(イコノロジー)の視点でもりだくさんの図版を紹介します。

著者紹介

海野 弘 (ウンノ ヒロシ)  
1939年東京生まれ。評論家、作家。早稲田大学ロシア文学科卒業後、平凡社にて『太陽』編集長を経て独立。美術、映画、音楽、文学、都市論、ファッションなど幅広い分野で執筆を行う。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)