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日本から城が消える 「城郭再建」がかかえる大問題

歴史新書

出版社名 洋泉社
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-8003-1014-9
4-8003-1014-8
税込価格 990円
頁数・縦 283,4P 18cm

商品内容

要旨

戦後に再建された天守の多くはすでに五十年をすぎ、耐用切れの問題が浮上している。一方、名古屋城や江戸城などを中心に木造復元を求める声が高まっている。しかし木造復元は、費用や材料の問題以前に、じつは法律の壁が大きく横たわっているにもかかわらず、報道ではまったくふれられていない。はたして木造天守は建てられるのか?耐用切れの城はそのまま消えてしまうのか?その答えが本書に示されている。あなたの町の城も、地域をあげて真剣に考えなくてはならない時がすぐそこまで来ている―。

目次

序章 建て直しをめざす現場から
第1章 城郭再建の興り―明治〜昭和戦前
第2章 文化財と乖離する再建―復興のシンボルとして
第3章 バブル経済とふるさと創生のなかで―平成の城郭再建ブーム
第4章 巨大建築物をどう造るか―城郭復元の実際
第5章 どこまで進んでいるのか 城跡全域の整備・復元
第6章 浮き彫りになる城跡がかかえる問題点―城の原景観と観光化
第7章 日本から城が消える
特別編 熊本城の地震被害状況と未来

著者紹介

加藤 理文 (カトウ マサフミ)  
1958年生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業、博士(文学)。静岡県教育委員会を経て、現在、袋井市立浅羽中学校教諭。公益財団法人日本城郭協会理事・学術委員会副委員長。城郭研究家、とくに織豊系城郭が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)