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未完の日本海軍(ジャパン・ネイビー) 戦後の吉田路線と海上保安庁

出版社名 三和書籍
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-86251-448-6
4-86251-448-0
税込価格 2,970円
頁数・縦 246P 21cm

商品内容

要旨

戦前の海上保安は日本海軍が主に担った。海軍消滅後の昭和23年、海上保安庁は軍隊的機能を海上保安庁法第25条で否定されて発足した。しかし、昭和25年の朝鮮戦争では海上保安庁特別掃海隊が極秘裏に出動した。旧海軍軍人は海上保安庁を解体して海上公安局を設置し、予備海軍化を目指したが、複雑な政治情勢と吉田路線の下で失敗に終わった。

目次

第1章 戦前から戦中の海軍による海上保安
第2章 海軍に代わる海上保安機関の構想
第3章 海上保安庁の創設
第4章 朝鮮戦争時の海上保安庁の機雷掃海
第5章 海軍再建構想とY委員会
第6章 海上保安庁の解体と保安庁海上公安局の設置
第7章 海上自衛隊と海上保安庁

著者紹介

亀田 晃尚 (カメダ アキヒサ)  
博士(公共政策学)。1971年福岡県生まれ。1993年、海上保安大学校卒業。尖閣諸島の領海警備などの様々な海上保安業務に従事。勤務の傍ら、法政大学経済学部経済学科(通信教育課程)卒業、放送大学大学院社会経営科学プログラム修了、法政大学大学院公共政策研究科修了。2020年、法政大学で博士号(公共政策学)を取得。日本政治法律学会、日本国際政治学会、日本政治学会、日本法政学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)