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好きを生きる 天真らんまんに壁を乗り越えて

出版社名 興陽館
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-87723-301-3
4-87723-301-6
税込価格 1,100円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

体が弱くいじめられっこだった子どものころの牧野富太郎。花や草が大好きで、植物の魅力にとりつかれ才能をのばしてゆく。草花を観察するため野山を歩き回ったおかげで健康になる。学歴は小学校中退だが“植物学”を独学で習得し、東京帝国大学植物学教室へ。「日本の植物学の父」と呼ばれる。貧しさや困難の壁を乗り越えて、ひたむきに「天真らんまん」な生き方を貫いた牧野富太郎の珠玉のエッセイ集。

目次

1 好きを生きる
2 仕事を愛する
3 健康の秘訣
4 花や植物が好き
5 『牧野富太郎自叙伝』より選り抜き
6 牧野富太郎の言葉
7 牧野富太郎の一生についての解説
8 牧野富太郎の年譜

出版社・メーカーコメント

●2023年NHK朝ドラマ『らんまん』主人公、牧野富太郎の生き方。珠玉の随筆集。好きなことだけをして生きていく。妻の死、実家の没落、借金、大学での待遇の不遇・・・・・。いくつもの壁を乗り越えて、好きを貫いた生き方。やりたいことだけすれば、人生、仕事、健康、長寿、すべてがうまくいく。体が弱くいじめられがちな少年だった牧野富太郎。植物の魅力にとりつかれ才能を発揮してゆく。「植物学」を独学で習得し、東京帝国大学植物学教室へ。貧しさや困難に見舞われながらも「草を褥に木の根を枕 花と恋して九十年」の言葉どおり、ひたむきに植物を愛し、その魅力を伝えることに情熱をそそいだ生き方とは。

著者紹介

牧野 富太郎 (マキノ トミタロウ)  
1862年、土佐(現高知県)の酒家の跡取りに生まれる。小学校を中退して、好きな植物採集に明け暮れる生活を送るようになる。中退した理由は跡取りだったので、学問で身を立てることは考えていなかったからだという。やがて高知中学校の教員の永沼小一郎と知り合い、独学で植物学を研究する。本格的な植物学を志して、東京大学理学部植物学教室に出入りし、書籍や標本を使って植物研究に没頭する。やがて教授の矢田部良吉に認められて東京大学で働きはじめる。全国の植物の採集調査を続けて多数の新種を発見し、『日本植物志図篇』『牧野日本植物図鑑』など、植物分類学に関する多くの著書も残し、命名した植物は2500種以上(新種1000、新変種1500)とされる。自らの新種発見も600種余りある。野生植物だけでなく、野菜や花卉なども含まれ、身近にある植物すべてが研究対象となっていな。後年、日本学士院会員となり、文化勲章を授けられる、1957年、94歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)