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これでいいのか鹿児島県 密国・鹿児島の全貌を暴く!

出版社名 マイクロマガジン社
出版年月 2014年8月
ISBNコード 978-4-89637-466-7
4-89637-466-5
税込価格 1,430円
頁数・縦 139P 26cm

商品内容

目次

密国・鹿児島の全貌を暴く!―薩摩隼人でも止められない急激な過疎化
第1章 謎と栄光と忍従の鹿児島の歴史
第2章 鹿児島県民ってどんなヒト?
第3章 昔も今も中心地!発展を続ける鹿児島市
第4章 時代に翻弄される北薩と南薩
第5章 農業と漁業は超一流だが冷遇される大隅半島
第6章 一致団結できない薩南諸島の島人たち
第7章 もう秘密じゃ許されない!打って出る時が来た!!

出版社・メーカーコメント

鹿児島県は特に近代、日本の歴史において非常に重要な位置を占めた土地です。行き詰まった武家政治から近代国家への急激な転換を、驚くほど素早く、また考えられる限り最小の犠牲で成し遂げ、明治維新の主力となったのが、鹿児島県なのです。この偉業の大きな要因として、鹿児島が他の地域から隔絶された「密国」であったことが挙げられます。情報収集と根回しの失敗で滅亡の危機に瀕した関ヶ原の反省を踏まえ、当地を治める薩摩藩は江戸時代、外部からの情報収集には尋常ではない努力を払いました。しかし、国内への進入が事実上不可能だったので、トップレベルは外のことを知っていても、一般民衆レベルでは「鎖国」状態でした。それゆえ、当時の「日本人」というくくりの中ではかなり異質な存在であり、薩摩弁が多くの方言の中でも相当特殊な部類に入るのはその典型といえるでしょう。日本の特別地域特別編集60 これでいいのか鹿児島県こうした背景があったことで、鹿児島県人は他県の日本人のように状況に流されず、効率的に動けたのが、明治維新だったのではないでしょうか?あれから百数十年。鹿児島は今、新しい転機に立たされています。他の地域からの交通アクセスが非常に悪い鹿児島は、時代に大きく取り残された存在となっており、九州新幹線が開通したことで変化はしているが、その恩恵はまだ鹿児島中央駅と鹿児島市にしか見受けられないのです。本書は、さまざまな観点から「今」の鹿児島を解き明かしていきます。歴史背景、各種データ、鹿児島人という「人種」。リアルな鹿児島県の姿を発見した時、新しい鹿児島の未来を探るヒントが、きっと見つかるでしょう!

著者紹介

鈴木 士郎 (スズキ シロウ)  
1975年東京都生まれ。出版社などを経てフリーとなる
佐藤 圭亮 (サトウ ケイスケ)  
1975年、宮城県生まれのフリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)