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ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)のレビュー
 


書店員・大伴吉之助の推奨本 人生とは読書であり、読書とは人生である…的なレビュー。

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掲載レビュー全739件
 
僕を作った66枚のレコード
松村雄策/著
小学館
税込価格  2,160円
 
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これがロックの名盤!
おすすめ度:
ロッキング・オン誌に連載中の「レコード棚いっぱいの名盤から」より66作品をセレクト。何故に「66」枚なのかというと、著者の松村氏の年齢の66歳にちなんでの数字であるという。収録されているのは60年代、70年代のロックの名盤が中心。しかしながら、よくある「ロックの名盤ベスト100」のようなディスクガイド本とは一味も二味も違います。ロックを愛し続けてきた著者が「自分という人間を作った」作品を紹介。ゆえに1枚1枚のレコードに人生が詰まっているのです。ロックへの愛が行間から伝わってくる本。ロック好き、音楽好き必読の一冊です。 (2017年08月20日)
仕事場のちょっと奥までよろしいですか?
佐藤ジュンコ/著
ポプラ社
税込価格  1,296円
 
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愛を込めて「作る」人たち
おすすめ度:
著者の佐藤さんは仙台市在住の元書店員。主に仙台を拠点に活動している「作ること」のプロ15名の仕事場を訪れ、その仕事内容や活動内容をを取材したコミックエッセイ。 「君が受け取る愛は君がもたらす愛に等しい」…とは、ある英国のミュージシャンによる歌詞の一部。地域の人々に愛されるもの作り、その根っこには作る人がモノに込める愛があり、こだわりがある。 翻って考えるに、自分が今やっているこの仕事、どんな姿勢で向き合っているのか、本書に登場するクリエイターの方々のようなこだわりや愛を込めてやっているか。そんな自問をしたくなる。自分も置かれた場所で自分の場を照らせるよう前を向いて生きなきゃ、という気持ちにさせてくれるお仕事エッセイです。

(2017年08月15日)
大日本帝国最後の四か月 終戦内閣“懐刀”の証言
河出文庫 さ34−1
迫水久常/著
河出書房新社
税込価格  1,058円
 
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この四ヶ月の間に…
おすすめ度:
大日本帝国最後の四か月。それはつまり昭和20年4月に発足した鈴木貫太郎内閣が激動の日々を経て終戦に至るまでの日本の四か月。そんな日々がどんなふうに「激動」だったのか、いかにして「終戦」が実現したのか。時の内閣書記官長(今の官房長官のようなポジションに近いらしいです)迫水久常氏が証言する。終戦史の一級資料であると同時に、読みものとしても手に汗握るスリリングな一冊。 (2017年08月12日)
山下奉文 昭和の悲劇
福田和也/著
文藝春秋
税込価格  1,543円
 
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8月特有の読書のカタチ
おすすめ度:
「イエス・オア・ノー」…軍人の名言集等にほぼ必ず登場するこの言葉。シンガポール陥落の英雄「マレーの虎」山下奉文評伝。8月には軍人の様々な評伝本が書店店頭に並びます。こんな人物がいたのか、こんな事実があったのか…といった事を知るだけでも貴重な読書体験ですよね。高位にあった軍人については賛否様々。今の世に生きる人間としてそこから学べるところは学び、それをやってはいけないな、という部分は反省点を学ぶ。それもまたこの時期の読書の妙味であると個人的にはそう感じる次第です。 (2017年08月12日)
悩みいろいろ 人生に効く物語50
岩波新書 新赤版 1632
金子勝/著
岩波書店
税込価格  842円
 
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人生いろいろ。悩みもいろいろ。効く本もいろいろ。
おすすめ度:
某新聞で連載の人生相談を書籍化。経済学者の著者が様々な悩みに答えます。面白いのが全ての悩み相談に対して、そこに本を紹介している点です。古今東西の小説、童話、古典、時に落語…そういった書物の中から悩みの答えのヒントとなりそうな名言や箴言を引用しながら悩み相談に答えていく、というスタイル。人生相談本であると同時に、人生に効く読書ガイド本という側面を持つ一冊でもあります。しかしまあ、書名の通り、悩みもいろいろですね。人間、悩みに明確な「答え」や「解決策」を見い出そうとしますが、悩みそのものの中に人生とは何ぞや、と考えるヒントがあるような気がしてきます。 (2017年08月06日)
水木しげるの不思議旅行
中公文庫 み11−4
水木しげる/著
中央公論新社
税込価格  626円
 
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妖怪たちはそこにいる!?
おすすめ度:
これはもしや妖怪の仕業か、こんな奇跡的な体験はもしや目に見えないナニモノかのチカラによるものか。そんな不思議な体験。あの世の話なのか、この世の話なのか、あるいはその境界世界の話なのか。水木しげる先生が自らの体験を交えて綴る不思議体験記。あまりに便利になりすぎた世の中、「情」や「ゆとり」が無くなりつつある世の中、デジタル化しすぎる世の中…そんな今の世に起こる不思議現象。それは妖怪達による現代人への警鐘かもしれませんね。 (2017年08月02日)
戦争と読書 水木しげる出征前手記
角川新書 K−45
水木しげる/〔著〕 荒俣宏/〔著〕
KADOKAWA
税込価格  864円
 
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戦時下の読書について考える
おすすめ度:
水木しげるさんが徴兵検査を受けた直後に書いたと思われる手記。戦地へ赴く直前の出征前の手記。当時読んでいた多くの哲学書や古典に関する批評が多く、読書日記のような内容の手記。そこから戦時下の青年の読書事情を考察した一書。一口に「読書」と言っても、その読み方は様々。趣味的に読む、娯楽として読む、勉強のために読む、暇つぶしに読む…等々。正解はないと思います。しかし、本書で考察されている「戦時下の青年の読書事情」はそれらのどの読書スタイルとも異なっています。「死」をリアルに意識せざるをえなかった当時の戦時下の青年たちがどのような心持ちで本と向き合っていたのか。戦時下の読書について考える一冊。 (2017年08月02日)
昭和天皇独白録
文春文庫
寺崎英成/著 マリコ・テラサキ・ミラー/著
文藝春秋
税込価格  540円
 
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8月。この季節にこそ読みたい。
おすすめ度:
7月、8月の時期。戦争関連本が書店の売り場に並ぶ季節。そんな関連本のランナップの中にほぼ間違いなく入るであろうこの一冊。表紙やタイトルを目にした事がある、という方も多いでしょう。でも、内容までは知らない、読んだことがない、という方もまた多いのではないでしょうか。書名の通り、昭和天皇自らがあの戦争について語っている昭和史の貴重な資料。7月、8月のこの時期だからこそ。読んでみては如何でしょう (2017年08月02日)
遺骨 戦没者三一〇万人の戦後史
岩波新書 新赤版 1545
栗原俊雄/著
岩波書店
税込価格  799円
 
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「未完の戦後」について考える
おすすめ度:
第二次世界大戦で亡くなった日本人の数は厚生労働省の推計で310万人とされている。亡くなった人達の遺骨がその後どうなったのか?例えば海外からはどれくらいの遺骨が帰還したのか、帰還後それはどうなったのか。国内の戦没者の遺骨はどこに行ったのか。戦後70年を過ぎても続く遺骨の収容。「戦闘は終わっても、戦争の悲劇は未完」…とは個人的に印象深い本書の中の一節。著者が足かけ10年に及ぶ取材で書き上げたというルポタージュ。「未完の戦後」という言葉が頭から離れません。 (2017年07月28日)
戦時中の日本 そのとき日本人はどのように暮らしていたのか?
歴史ミステリー研究会/編
彩図社
税込価格  580円
 
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驚きの戦時中の日本
おすすめ度:
戦時中の日本、その時日本人はどう暮らしていたのか…写真を交えて解説。平成の今の世の常識から考えると、そんなバカな…マジですか?…と思えてしまう驚きの暮らしの様子が書かれていたりもします。7、8月は書店に戦争関連本が多く並ぶ時期。戦争読み物を手にする機会も増えるでしょう。194○年に○○の戦いがあり…といった教科書的知識とはまた別の観点で戦争について考えるきっかけになるかもしれませんね。 (2017年07月28日)
負けて強くなる 通算1100敗から学んだ直感精読の心得
宝島社新書 445
加藤一二三/著
宝島社
税込価格  840円
 
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負けても立ち上がる復活の証
おすすめ度:
ひふみん、こと加藤一二三棋士。数多くのタイトルを獲得し、積み上げた勝利数は1300を超える。が、1100敗超の敗戦も喫している。この負け数は歴代1位。勝負師なので負けるのは大嫌い、と語る加藤棋士。同時に本書ではこうも語っています「1100敗というのは私の復活の証であり、誇るべき金字塔」でもある、と。「敗れてもなお立ち上がり、地道に歩み続ける事の大切さ。」…今、こうして、若輩者たる自分が書くとありきたりな表現で終わってしまいますが、60年以上勝負の世界の第一線で闘い続けてきた棋士が語る人生哲学本として本書を読むと、途轍もない重みがあります。負けて強くなれ。 (2017年07月26日)
日野原重明一〇〇歳
日野原重明/著 NHK取材班/著
NHK出版
税込価格  1,296円
 
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生き続ける言葉や思想
おすすめ度:
例えば自分にとって大切な人と別れる事になったとき。それが離別でも死別でも。その人物から自らが受けた影響、あるいは心に残る言葉。それらは生き続けるし残り続けるものなんですよね、自分の中で。 そんな前置きを踏まえ以下のレビュー。 この本は日野原先生に1年間密着取材したドキュメンタリー番組を書籍化したもの。自らの人生哲学、医師として大事にしてきたこと、家族の絆、死への不安、等々について語っています。しばしば「超人的」と表現された氏の活躍ぶり。しかし本書で描かれるのは超人ではなく人間、日野原重明の姿。しみじみ味読したい一冊。

以下個人的余談。この本は数年前、日野原先生の講演会に行った際に購入したもの。しかも先生の直筆サイン入り。家宝として保管してきた思い入れの深い一冊です。 (2017年07月24日)
運命を切りひらくもの
北方謙三/著 福島智/著
致知出版社
税込価格  1,296円
 
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運命を切りひらけ
おすすめ度:
全盲ろうの東京大学教授、福島智氏が「いま地球人で最もお会いしたい人」と言う作家の北方謙三氏と対談。未来をひらく道、逆境と自分、人生の処し方について熱く語り合う。書名の「運命をきりひらくもの」とは一体、何なのでしょうか。お二方の言葉をしみじみ味わいながら考えたいものです。 (2017年07月24日)
夏がきた
羽尻利門/作
あすなろ書房
税込価格  1,404円
 
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あの頃の夏の日々を思い出す絵本
おすすめ度:
「まちにまった ぼくらの きせつ」…そう、夏です。夏休みです。この絵本の中で描かれている風景。場所は日本のどこなのでしょうか。時代はいつ頃なのでしょう。もしかすると、自分が小学生だった頃かもしれない…そして絵本の中の少年達のうちのひとりは、遠い昔のある夏の日の自分の姿かもしれない…。夏の空気のにおい、どこまでも青い空、まぶしすぎる陽光、冷たい麦茶の何とも言えない美味しさ…ページを開くと、いつかの夏の日に連れて行ってくれる。そんな夏の絵本です。 (2017年07月20日)
一私小説書きの日乗 不屈の章
西村賢太/著
KADOKAWA
税込価格  2,052円
 
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日記文学、とは?
おすすめ度:
「日記文学」という単語を辞書等で調べると「平安〜鎌倉期に主として女性によって書かれた仮名文の日記をさす」とある。この日記文学は女性でなく、40代後半男性作家の日記。「一私小説書きの日乗」シリーズの第五弾。日付、起床時間、その日の出来事、その日飲み食いしたもの、が日々同じように綴られています。平凡すぎてつまらない?いえ、それが面白いのです。日記形式の無駄を削いだ独特の文体。読み進めるうちにその不思議な文体のリズムに乗って一気に読めてしまいます。 (2017年07月18日)
北の富士流
村松友視/著
文藝春秋
税込価格  1,728円
 
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北の富士 生き方の流儀
おすすめ度:
満員御礼が続く大相撲。新横綱、新大関誕生で角界は大賑わい。そこでご紹介するのは件の横綱、大関の本…ではなくこのお方。北の富士勝昭氏。ある年齢層以上の方なら誰もが知っているでしょう。現在は、粋に着物を着こなし、時に愛ある辛口コメントをズバッと炸裂させる…若い世代の相撲ファンにはそんな解説者としてのイメージが強いのかもしれません。力士として横綱まで登りつめ、親方としては千代の富士と北勝海(現相日本撲協会理事長)の二人の横綱を育て上げ、相撲協会退職後は解説者として相撲業界の第一線に立ち続ける。そんな漢の生き方の流儀とは?北の富士氏の身近な関係者らへの綿密な取材を重ね「北の富士流」なる生き方に迫るノンフィクション。相撲ファン以外の方々も、是非。

以下、個人的余談。私は大の相撲ファン。北の富士は私が生まれる前に引退しているので、勿論リアルタイムで氏の相撲は見ていない。が、大相撲名勝負選的なビデオやDVDで多くの名勝負を観ました。ライバル玉の海との取り組み。勝負終わりにどちらが勝ってもお互いに顔を見ながら無言で頷き合う…そんな戦士二人、漢二人の姿がたまらなくカッコいいのです。本書で興味を持たれた若い相撲ファンの方々に是非見ていただきたい。 (2017年07月16日)
徳大寺有恒ベストエッセイ
徳大寺有恒/著
草思社
税込価格  1,728円
 
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ダンディズム、とは何か?
おすすめ度:
ダンディズム、とは何ぞや。男性の生活様式や教養などへのこだわりや気取り…辞書にはそんな意味の事が書かれてある。「間違いだらけのクルマ選び」シリーズでも有名な稀代の自動車評論家が遺した文章に触れると、自らにそう問うてみたくなる。「大事なのは自分のスタイルを持つこと」…氏は本文中で度々そう主張する。スタイル、つまりは自分なりの美意識というか美学。本エッセイ集に登場するテーマ…クルマ、クルマ、ファッション、クルマ、プロ野球、カメラ、クルマ、タバコ、クルマ…。(クルマに関するものが多いが)一貫しているのは「徳大寺流」とも言うべき独自の「スタイル」。嗚呼、かっこいい…。レビュー冒頭の問いに戻って再び考えたい…ダンディズムとは何ぞや? (2017年07月12日)
男子の本懐
新潮文庫
城山三郎/著
新潮社
税込価格  767円
 
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熱き書をひとつ
おすすめ度:
第27代内閣総理大臣・浜口雄幸と同内閣蔵相・井上準之助、二人の男、否、漢の物語。性格も境遇も正反対の二人が命懸けで国難に立ち向かう。歴史の事実の通り二人の最期は哀しい結末に終わるのですが。。狙撃された直後に言ったとされる浜口首相の言葉…「男子の本懐だ」。 生涯において、これだけは何としても成し遂げたい!それを為さずんば死ぬに死にきれない…そんな「本懐」が自分にはあるのだろうか。そんなふうに自問したくなる。名作です。ジメジメした梅雨の季節にこんな熱き書をどうぞ。 (2017年07月06日)
しあわせは微笑みが連れてくるの
ジャンヌ・ボッセ/著
KADOKAWA(メディアファクトリー)
税込価格  1,028円
 
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微笑みの書
おすすめ度:
雨。また雨。嗚呼、今日も雨。鉛色の空をぼんやり眺めていると、心の空も曇りのよう。気分も晴れない。そんな梅雨の季節に、こんな微笑みの書を。 日本在住65年、カナダ生まれの96歳(本書刊行時)のシスターが易しく優しく語ります。心穏かに日々を生きるために、こんなふうな心持ちで過ごしてみてはいかが?と。「すべてのことにはそれにふさわしい、時、があることを知りましょう」「人は皆、いつも旅の途中にいると考えましょう」「誰かに話しかけるように祈ってみましょう」…○○してみましょう、という文体が多いです。まるで著者のお話をすぐ近くで聴いているかのよう。優しい気持ちになれる一書ですよ。 (2017年07月02日)
ブッダの教え一日一話 今を生きる366の智慧
PHP文庫 あ59−1
アルボムッレ・スマナサーラ/著
PHP研究所
税込価格  810円
 
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心の曇り空にも晴れ間が…!
おすすめ度:
雨。また雨。嗚呼、今日も雨。鉛色の空をぼんやり眺めていると、心の空も曇りのよう。気分も晴れない。そんな梅雨の季節に、こんな救いの書を。 スリランカ仏教界の長老が説く、日常に役立つブッダの教え。一日一話形式なので読み易い。 今日の日のページを開いてみるも良し、まず、自分の誕生日のページから読んでみるのも良し。心の曇り空にも一筋の光が差し込むかもしれません。 (2017年06月29日)

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