[要旨]
家族を守るアリ、治療するアリ、感染リスクを見極めるアリ…。社会性昆虫であるアリは、ヒトと似て、他者と関わり、社会のなかで生きていく。社会から出て、ぼっちになったアリはどうなるのか?そこから、アリ社会の秘密が見えてきた。いざ、アリの不思議な世界へ!
[目次]
第1章 なぜアリを研究するのか?(モデル生物;アリとヒトを比べる);第2章 アリの生活史(クロオオアリのコロニー;アリの社会のはじまり;ゲノム編集);第3章 孤立アリは早死にする(1944年の論文;ウロウロする孤立アリ;トランスクリプトーム解析);第4章 鍵はすみっこ行動(原因は酸化ストレス;舞台は脂肪体;昆虫進化のひみつ;鍵はすみっこ行動;寿命はなぜ縮むのか);第5章 アリから学ぶ社会と健康(アリの生きる意味;アリからのヒント)
「すみっこはよくない」代表的な社会性昆虫、アリ。社会を失い孤立したアリは、なぜ早死にするのか? 分子生物学で、その謎を解く!
古藤 日子 (コトウ アキコ)
2010年、東京大学大学院薬学系研究科統合薬学専攻博士課程修了。2011年から2013年にかけて、日本学術振興会海外特別研究員(ローザンヌ大学)。2017年より、国立研究開発法人産業技術総合研究所主任研究員。アリの社会性研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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4-480-07680-8
ぼっちのアリは死ぬ 昆虫研究の最前線
古藤日子/著
筑摩書房
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BK