炎上系ユーチューバー 過激動画が生み出すカネと信者
幻冬舎新書 こ−31−1
肥沼和之/著
幻冬舎
1,034円
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商品情報
出版年月:
2025年7月
ISBNコード:
978-4-344-98781-4 (4-344-98781-0)
頁数・縦:
211P 18cm
商品の内容

[要旨]

過激な動画を配信し再生回数を稼ぐ炎上系ユーチューバー。なかでも賛否両論激しいのが、市民の犯罪行為を配信して糾弾する「世直し系」「私人逮捕系」だ。その横顔を取材すると、何も持たない「ただの人」が、信者とも言うべき熱狂的なファンを獲得し、そこに「カネ」までついてくるアテンション・エコノミーの実態が浮かび上がる。彼らが掲げる「正義」とは何なのか?配信者と視聴者との共犯関係とは?炎上や、デマ・誹謗中傷への加担という闇に誰もが陥る危険性を持つ、薄氷のデジタル社会に問題提起する渾身のルポ。

[目次]

第1章 なぜ「私人逮捕系」ユーチューバーは誕生したのか(職業としてのユーチューバーは依然人気;私人逮捕系ユーチューバーが連日ニュースに ほか);第2章 私人逮捕系ユーチューバーたちの主張(ユーチューバーたち3組に取材;目の前の暴行事件も見て見ぬふりが大多数 ほか);第3章 世間は私人逮捕系ユーチューバーをどう見ているか(誤認逮捕、冤罪のリスク;素人が首を突っ込んでいいのか ほか);第4章 なぜネット私刑に加担するのか(ネット私刑の罪の重さ;誹謗中傷により命を絶つ人も ほか)

出版社・メーカーからのコメント

注目は正義だ!  配信する者と見る者がおりなす歪んだ共犯関係とは?   SNS社会の闇に迫る渾身のルポ<過激な動画を配信し再生回数を稼ぐ炎上系ユーチューバー。なかでも賛否両論激しいのが、市民の犯罪行為を配信して糾弾する「世直し系」「私人逮捕系」だ。その横顔を取材すると、何も持たない「ただの人」が、信者とも言うべき熱狂的なファンを獲得し、そこに「カネ」までついてくるアテンション・エコノミーの実態が浮かび上がる。彼らが掲げる「正義」とは何なのか? 配信者と視聴者との共犯関係とは? 炎上や、デマ・誹謗中傷への加担という闇に誰もが陥る危険性を持つ、薄氷のデジタル社会に問題提起する渾身のルポ。

著者紹介

肥沼 和之 (コエヌマ カズユキ)  

1980年、東京都生まれ。大学中退後、広告代理店勤務を経てフリーのジャーナリストに。東洋経済オンライン、弁護士ドットコムニュース、文春オンラインなどさまざまなメディアで、主に社会問題を扱う記事や人物ルポを執筆。陽が当たりづらい世界・偏見を持たれやすい世界で生きる人々や、そこで生じている問題に着目した記事を書くことを使命としている。ABEMA Primeなどの報道番組にコメンテーターとして出演することも。新宿ゴールデン街の伝説的なぼったくりバーを追った『ゴールデン街のボニーとクライド』はnote創作大賞2022にて入賞。読書好きや作家志望者が集まるバー(新宿ゴールデン街「月に吠える」、四谷荒木町「ひらづみ」)を経営している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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