[要旨]
人麻呂の憤りを…不比等との軋轢を詠み取ろう。既存の注釈書とは全く異なった切り口で語られる人麻呂歌。既存の注釈書には語られない時代の権力者に歌で対峙する。既存の注釈書では知り得ない人麻呂の真の心を把握。
[目次]
第1章 怨霊鎮めのための人麻呂神社;第2章 「雪・驪」と「白フクロウ」(天武天皇;五百重娘の子誕生;人麻呂がフクロウの子を詠う;信濃で離宮建設のための宮地を探す;天武薨去と大津皇子の賜死;日並皇子殯宮時の人麻呂作歌について);第3章 「玉藻刈」と表記の問題(持統帝誕生;玉藻刈;藤原不比等;大津皇子「今日のみ見てや」;大津皇子のための『鎮魂歌』;草壁皇子・高市皇子の不思議);第4章 「羇」は「自由にならない身」の意(不比等と県橘三千代;三野王の人となりを歌に;三野王挽歌;〓(ほのお)・羇・沾衣と杏人)
寺島 利尚 (テラシマ トシナオ)
長野県出身。昭和12年2月22日生。23歳より15年間証券界在籍。学習塾・予備校開設後、万葉集ほか古典弦誦。元目白学園女子短期大学(現目白大)国語国文科講師11年間。元横浜山手女子中学高等学校顧問(講師派遣6年間)。他校にも講師派遣(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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4-434-22689-4
人麻呂のこころと時代を詠む
寺島利尚/著
牧歌舎東京本部
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BK