
[要旨]
すべてを破壊した“九年戦争”の終結後、暴力を排除し、共生・個性・安定をスローガンとする清潔で文明的な世界が形成された。人間は受精卵の段階から選別され、5つの階級に分けられて徹底的に管理・区別されていた。あらゆる問題は消え、幸福が実現されたこの美しい世界で、孤独をかこっていた青年バーナードは、休暇で出かけた保護区で野人ジョンに出会う。すべてのディストピア小説の源流にして不朽の名作、新訳版!
ハクスリー,オルダス (ハクスリー,オルダス) Huxley,Aldous
1894年、イングランドのサリー州生まれ。医者を志してイートン校に入学するが、角膜炎を患い退学。視力が回復するとオックスフォード大学のベイリアル・カレッジに入学し、英文学と言語学を学んだ。1916年に初の詩集となる『燃える車輪』を、1921年には初の長篇『クローム・イエロー』を刊行。以降も小説や評論を発表し続け、1932年に『すばらしい新世界』を刊行。オーウェル『一九八四年』と並ぶディストピア文学の祖として、現代にいたるまでさまざまな作品へ強い影響を及ぼしている。1963年没
大森 望 (オオモリ ノゾミ)
1961年生、京都大学文学部卒、翻訳家・書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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すばらしい新世界 新訳版
オルダス・ハクスリー/著 大森望/訳
早川書房
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BK