アホウドリの迷信 現代英語圏異色短篇コレクション
SWITCH LIBRARY
岸本佐知子/編訳 柴田元幸/編訳
スイッチ・パブリッシング
2,640円
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商品情報
出版年月:
2022年9月
ISBNコード:
978-4-88418-594-7 (4-88418-594-3)
頁数・縦:
227P 20cm
商品の内容

[要旨]

「端っこの変なところ」を偏愛する2人の翻訳家が、新たに発見した、めっぽう面白くて、ちょっと“変”な作家たち。心躍る“掘り出し物”だけを厳選したアンソロジー。対談「競訳余話」も収録。

出版社・メーカーからのコメント

「日本にまだあまり紹介されていない英語圏の作家」という条件で、岸本佐知子と柴田元幸が、「これを訳したい!」と思う短篇小説を自由に選び、翻訳した一冊。岸本が「それだけで訳したい」と思う「ものすごくいいと思う場面」があったという、ブッカー賞最終候補の経歴も持つイギリスの作家デイジー・ジョンソンによる、妊娠した少女が妙な思いに取り憑かれていく表題作「アホウドリの迷信」(岸本訳)をはじめ、柴田が「真剣勝負が当然という時代の空気」を感じるという、近年イギリスで再発見・再評価された“古くて新しい”作家アン・クインによる「足の悪い人にはそれぞれの歩き方がある」(柴田訳)、岸本が「ほんとうはこういうものを探そうと思っていた」くらい「大好き」だと言う、不思議なミシンを持つクラスメートとの交流を描いたカミラ・グルドーヴァ「アガタの機械」(柴田訳)、“水”を愛する少女が”泳ぐこと”で”狂った世界“を生き抜くさまを寓意的に描いたリディア・ユクナヴィッチ「引力」(岸本訳)など、8 名の作家によるバラエティ豊かな作品が並びます。さらに翻訳を終えた 2 人が、各短篇をセレクトした経緯やその魅力を語り合った対談「競訳余話」も収録。「全く空気を読まないで、自分たちの好きなものだけを選び、大いに楽しんで訳した」と 2 人が語る、珠玉のアンソロジーです。

著者紹介

岸本 佐知子 (キシモト サチコ)  

翻訳家。2007年『ねにもつタイプ』で第23回講談社エッセイ賞を受賞

柴田 元幸 (シバタ モトユキ)  

1954年生まれ。米文学者、東京大学名誉教授、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、ブライアン・エヴンソンなどアメリカ現代作家を中心に翻訳多数。2017年、翻訳の業績により早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。現在、文芸誌『MONKEY』の責任編集を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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