[要旨]
巨匠フルトヴェングラーや帝王カラヤンが歴代指揮者に名を連ね、世界最高峰のオーケストラと称されるベルリン・フィルハーモニー。1882年に創設され、ナチ政権下で地位を確立。敗戦後はソ連・アメリカに「利用」されつつも、幅広い柔軟な音楽性を築き、数々の名演を生んできた。なぜ世界中の人々を魅了し、権力中枢をも惹きつけたのか。150年の「裏面」ドイツ史に耳をすまし、社会にとって音楽とは何かを問う。
[目次]
第1章 誕生期―市民のためのオーケストラとして;第2章 拡大期―財政危機から国際化へ;第3章 爛熟期―ナチとベルリン・フィル;第4章 再建期―戦後の「再出発」;第5章 成熟期―冷戦と商業主義の中で;第6章 変革期―「独裁制」から「民主制」へ;第7章 模索期―新しい時代のオーケストラとは何か;終章 ベルリン・フィルの歴史から見えてくること
歴代指揮者に巨匠フルトヴェングラーや帝王カラヤンが名を連ね、世界最高峰のオーケストラと称されるドイツのベルリン・フィルハーモニー。一八八二年に創設され、ナチ政権下で地盤を確立。敗戦後はソ連とアメリカの関与を受けつつ、幅広い柔軟な音楽性を築き、数々の名演を生んできた。なぜ世界中の人々を魅了し、権力中枢をも惹きつけたのか。一四〇年の「裏面」ドイツ史に耳をすませ、社会にとって音楽とは何かを問う。
芝崎 祐典 (シバザキ ユウスケ)
1970年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。早稲田大学政治学研究科修士課程修了、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。筑波大学准教授などを経て、中央大学大学院法学研究科非常勤講師。成城大学文芸学部非常勤講師などを兼任。専門は国際関係史、冷戦史、政治と芸術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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4-12-102856-2
ベルリン・フィル 栄光と苦闘の150年史
芝崎祐典/著
中央公論新社
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BK