[要旨]
本書で展開されるのは、「性」に仮託した独特の文明論である。細胞と細胞を結びつける現象として始まった性は、やがて個体と個体を結びつけるものとなり、その結果として、来るべき人間の社会は、コンピュータ・ネットワークで緊密に一つに結び合わされた超生物(スーパーオーガニスム)となる。動物たちの示すさまざまな行動や現象を紹介し、その起源をたどりながら、人類も動物界の一員として、逃れがたくその枠組みの中にあることを述べ、その枠組みの中で、人類の今後の運命までも予言している。
[目次]
1 熱気に包まれた宇宙―性のエネルギー;2 熱く、そして呪われて―性の始まり;3 共食いするもの、しないもの―融合という性;4 死の接吻―性と死;5 不思議な魅力―性と知覚;6 一緒になろう―未来の性
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4-7967-0223-7
性(セックス)とはなにか
リン・マーギュリス/著 ドリオン・セーガン/著 石川統/訳
せりか書房
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BK