[要旨]
エビの養殖や炭焼き産業、スズの採掘で荒廃してきた生物多様性の宝庫「マングローブ林」は再生できるのか。原生林が残る時代からほぼ全域が二次林化した時代、荒廃地を植林で再生する時代へ、海辺の森の変貌を35年にわたって見つめてきた著者によるマングローブ研究の集大成。後戻りはしない自然とのつきあい方を探り、これからの地球環境を考える。
[目次]
第1章 マングローブ林に魅せられて;第2章 かつて南タイにマングローブ原生林があった;第3章 マングローブ原生林の不思議な構造;第4章 マングローブ原生林の地下に眠る怪物;第5章 そしてマングローブ林は二次林と化した;第6章 マングローブ二次林は炭素の貯蔵庫となるか;第7章 マングローブの植林と再生に関する問題;第8章 二次林世界の再構築
小見山 章 (コミヤマ アキラ)
1951年京都市に生まれる。1971年京都大学農学部入学、同修士課程を修了した後に、農学研究科博士後期課程を単位取得退学し、1989年に農学博士(京都大学)。専門は森林生態学と造林学。現職、岐阜大学・応用生物科学部・教授。元応用生物科学部・学部長および元岐阜大学理事(学術研究・情報・国際戦略担当副学長、図書館長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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4-8140-0088-X
マングローブ林 変わりゆく海辺の森の生態系
小見山章/著
京都大学学術出版会
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BK