[要旨]
「よい統治」の条件をさぐり、代議制統治こそが最善の統治形態であることを論証していくJ・S・ミルの政治論(一八六一年初版)。制限選挙がつづく時代の英国にあって、政治を改善する諸提案がなされていく。現代の民主政治を深く考察するうえでも触発されるところが多い古典的著作。明晰かつ平易な新訳。
[目次]
統治形態はどの程度まで選択の問題か;よい統治形態の基準;理想の上で最善の統治形態は代議制統治である;どんな社会条件では代議制統治は適用できないか;代表機関の本来の役割について;代議制統治が陥りやすい欠陥や危険について;真の民主政と偽の民主政について―全員を代表することと、多数者だけを代表すること;選挙人資格の拡大について;二段階選挙は必要か;投票方式について;議員の任期について;議員に誓約を要求すべきか;第二院について;代議制統治体制の執行部について;地方の代表機関について;国民的一体性と代議制統治との関連;連邦制の代議制統治体制について;自由国家による属領統治について
代議制統治こそが最善の統治形態であることを論証する古典的著作(1861年初版)。明晰かつ平易な新訳。
関口 正司 (セキグチ マサシ)
1954年3月東京生まれ。現在、九州大学大学院法学研究院教授。専門は西洋政治思想史、政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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代議制統治論
J.S.ミル/著 関口正司/訳
岩波書店
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BK