[目次]
誰のための改革か―問題の所在;電気の生産と流通;相互連結―効率的な発電のスケジュール;相互連結のインセンティヴ;相互連結の一般理論―系統の給電システムの解明;「電場」による電力需要の形成と固定費の回収;小売市場の価格形成;発送電分離(アンバンドリング)は合理的か;需要関数と発電コスト:分析のツール;限界費用料金の帰結:消費者余剰と収支均衡;再生可能エネルギーの社会的コスト;アンバンドリンクの病理―治癒可能か;通信産業におけるFCCの参入者保護政策の失敗と教訓
変化に富む電力産業を的確に捉えて、経済学の思考枠組みにのせて、政策へのインプリケーションを導き出していくためのテキスト。
電力の供給を市場と価格のメカニズムに任せようという試みである「電力システム改革」は、本当に消費者にとって「得」になるのか。経済学の視点から電力システム改革の合理性を問い、コスト・ベネフィットの基準となる「モデル」を明示して政策的提言を行う。
南部 鶴彦 (ナンブ ツルヒコ)
1942年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。現在、学習院大学名誉教授。専門は産業組織論、公益事業論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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4-535-55859-0
エナジー・エコノミクス 電力システム改革の本質を問う
南部鶴彦/著
日本評論社
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BK