[要旨]
『日本書紀』や『続日本紀』には記されていない、複数存在した皇統、多元王権の統一、そして光仁皇統出現の「庚戌革命」を検証。平将門の乱の原因は庚戌革命にあり、将門が天皇位奪取に走る蓋然性は考えられない。『将門記』は問題の書である、との考証。
[目次]
第1部 検証「日本書紀・続日本紀」(『日本書紀』信頼性の疑問(九州年号と皇統―年号制定権は主権者に在る;封印された二つの皇統;天智天皇即位の謎と百済復興戦争後処理政権の謎;『日本書紀』は改竄されたのか;『日本書紀』と『続日本紀』の記述分野の意味;改竄『日本書紀』と『続日本紀』の成立期);『続日本紀』が蝦夷虚構で隠蔽した史実(関東地方;東北地方―相手が見えない東北侵略戦争・日高見国滅亡・一元国家成立));第2部 考証「将門記」(平将門の乱の背景(歴史としての平将門の乱;平高望一族の内紛;東国独立戦争の意義);もう一つの将門の乱(残された目標;陸奥国の謀反;将門の遺業))
先〓 武 (センザキ タケシ)
1931年4月生。福島県田村郡小野町飯豊出身。元厚生省・元環境庁職員。特定非営利活動法人環境カウンセラー全国連合会元理事長。2001年春、勲五等雙光旭日章受章。環境教育図書多数共著(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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4-89514-492-5
検証「日本書紀・続日本紀」考証「将門記」
先崎武/著
中央公論事業出版
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BK