[目次]
第11章 コミンテルンの迷走(ディミトロフは「カーテン」の外に;世界大戦の開始。戦争規定の変転;新たな戦争規定。平和の主要な敵はだれか);第12章 三九~四〇年のヨーロッパ戦線(ソ連の領土拡大作戦;ドイツの戦争体制への協力;フランス共産党の場合);第13章 一九四〇年夏。スターリンとヒトラー(スターリン、勢力圏秘密協定の実施を急ぐ;ヒトラー。戦略の大転換を決定;三国軍事同盟。結成事情;ベルリン会談の準備);第14章 ベルリン会談の深層(スターリンはモロトフにどんな指示を与えたか;ベルリン会談。何が議論されたか;スターリン、侵略国家同盟への参加を決断;ヒトラー、「バルバロッサ作戦」の準備命令を発令);第15章 謀略のバルカン作戦(上)(ベルリン会談前後のディミトロフ;中国。蒋介石政権との抗争;日ソ中立条約とスターリン)
[出版社商品紹介]
スターリンは東北欧への領土拡大を図る。ヒトラーは日独伊とソ連で世界を分割する大同盟を提案。その影にどんな策謀が隠されていたか。