ありのままの自然を残し、数え切れないほどの動植物が共生する原生林。その森に生きる先住民族が、「人の暮らしを豊かにする森のめぐみを動物たちが教えてくれた」と話してくれました。しかし今、そんな森と動植物が消え去ろうとしています――。私たちが本当に大切にすべき「豊かさ」とは何かを問いかける写真絵本です。
藤原 幸一
(フジワラ コウイチ)
秋田県生まれ。日本とオーストラリアの大学・大学院で生物学を専攻し、現在は、野生生物の生態や環境問題に視点をおいた生物ジャーナリストとして世界中で取材を続けている。ネイチャーズ・プラネット代表。学習院女子大学・特別総合科目「環境問題」講師。主な著書に『ペンギンかぞくとおそろしい山』(第29回読書感想画中央コンクール指定図書、アリス館)、『ヒートアイランドの虫たち』(第47回夏休みの本、あかね書房)、『ガラパゴスに木を植える』(第26回読書感想画中央コンクール指定図書、岩崎書店)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)