[要旨]
日本社会を揺るがした耐震強度偽装問題。事件の背景を探ってゆくと、極限まで進められた建築法制の規制緩和が浮かび上がってくる。それはまた、住宅地に高層マンションを入り込ませ、各地で住環境の破壊を引き起こしている。問題の根は何なのか。建築紛争の現場取材を通して、政官財そして司法が私たちの生活を脅かす構図を描き出す。
[目次]
第1章 日本が危ない―耐震強度偽装問題の構図;第2章 数の偽装―住宅地にそびえ立つ高層マンション;第3章 「官から民へ」の落とし穴―建築法制の崩壊;第4章 プレーヤーたち―政官財、マスメディア、そして米国;第5章 裁かれる裁判官―「良心」を忘れた司法;第6章 美しいまちへ―問われる市民
五十嵐 敬喜 (イガラシ タカヨシ)
1944年山形に生まれる。1966年早稲田大学法学部卒業。法政大学教授・弁護士
小川 明雄 (オガワ アキオ)
1938年東京に生まれる。1961年東京学芸大学英語科卒業。AP通信社、朝日新聞社を経て現在、ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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建築紛争 行政・司法の崩壊現場
五十嵐敬喜/著 小川明雄/著
岩波書店
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BK