
[要旨]
日露戦争直後、東京市の警察署の八割が襲撃される日比谷焼打事件がおきた。だがわずか十数年後、関東大震災では「自警団」が登場し、民衆はすすんで「治安」に協力する。この変化は何を意味するのか。「民衆の警察化」が典型的に押し進められた大正デモクラシー時期を中心に、社会生活のすみずみにまで及んだ「行政警察」の全体像を解明する。
[目次]
序章 警察廃止をめぐる2つの事件;1 行政警察の論理と領域;2 変動する警察;3 「警察の民衆化」と「民衆の警察化」;4 「国民警察」のゆくえ;終章 戦後警察への軌跡
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4-00-430271-4
警察の社会史
大日方純夫/著
岩波書店
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BK