[要旨]
二五〇〇年前、「目覚めた者」が説いたのは、「自己」と「生」を根本から問い直し、それを通してあるべき社会を構想する教えだった。その思想は、なぜ古代インドに生まれたのか。現存資料を手がかりに、口頭伝承された「ブッダの教え」にまで遡ることは可能か。最新の研究成果によって、“はじまりの仏教”を旅する。
[目次]
第1章 仏教の誕生;第2章 初期仏典のなりたち;第3章 ブッダの思想をたどる;第4章 贈与と自律;第5章 苦と渇望の知;第6章 再生なき生を生きる
「自己」と「生」を根本から問い直す思想はいかにして生まれたのか。最新研究が明らかにする仏教の原初の世界。
馬場 紀寿 (ババ ノリヒサ)
1973年、青森県生まれ。2006年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在―東京大学東洋文化研究所准教授。専攻―仏教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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初期仏教 ブッダの思想をたどる
馬場紀寿/著
岩波書店
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BK