[要旨]
謎の絵師写楽の正体さがしは、これまでスリリングな謎ときゲームであった。しかし原点となる作品と資料、内外の研究文献を冷静に考証すると、そこには動かしがたい結論が出現していた。在野の異色コンビが色メガネぬきで膨大な材料と写楽作品等を綿密にチェックして描き上げた、驚異の歴史謎ときゲーム。
[目次]
十返舎一九『道中助六』寛政五年の顛末;『道中助六』の意味するもの;Y氏との出会い;東洲斎写楽とは何者か?;東洲斎写楽の読み名の顛末;とうじゅうさい・しゃらく;十返舎一九;中村此蔵;振り出し;『浮世絵類考』とクルトの『SHARAKU』;三馬、クルト、そして斎藤十郎兵衛;斎藤十郎兵衛と斎藤与右衛門;終論;東洲斎写楽はもういない
謎の絵師写楽の正体を完璧に捉えた話題の書短期間に傑作を残しその正体は不明とされる謎の絵師東洲斎写楽。その正体追及に、おどろくべき精密な考証を加えて遂にその正解を導き出した異色のドキュメント。
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東洲斎写楽はもういない
明石散人/〔著〕 佐々木幹雄/〔著〕
講談社
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BK